共産党街頭演説 原のり子の訴え(上)   

小池書記局長をを迎えて 司会は宮本徹衆院議員
社民党の東久留米市議 青木ゆうすけさんも


 6月6日、東京・東久留米駅まで小池書記局長を迎えた日本共産党の街頭演説がおこなわれました。コロナ対策で、YouTubeを使って配信。たくさんの方に視聴していただきました。小池書記局長は、都政・国政を縦横に語り、共産党躍進の意義や私の実績・思いを紹介してくださいました。
 宮本徹衆院議員が司会をつとめ、社民党の東久留米市議、青木ゆうすけさんが応援演説。「いまこそ市民の代表として、共産党の原のり子都議会議員や宮本徹衆院議員をしっかり私たちの代表として送り出していくことが必要です。市民と野党の共闘で、声を届けてくれる方を都政・国政へ送り出していきましょう」と訴えてくださいました。本当にありがとうございました!

 以下、私のスピーチです。大要を2回に分けて紹介します。

【原のり子のスピーチ(上)】

 ただいま紹介していただきました日本共産党の都議会議員、原のり子です。
 青木ゆうすけ市議にスピーチをいただきまして、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

市民の力は本当にすごい
都議4年間でますます実感


 私は4年前、この2人区で議席を獲得したときに、清瀬と東久留米地域の市民のみなさんの力は本当にすごい、と実感しました。この議席は市民みなさんの議席なんだということを胸に刻みました。以来4年間活動してきて、ますます市民のみなさんが政治を動かしていると実感しています。

障害者がコロナに感染したら
きちんと受け止めてくれる病院はあるのか

 コロナ禍のもと、もし障害のある人が感染したら受け入れてくれる病院があるんだろうか。障害特性に応じてちゃんと受け止めてもらえるのだろうか。こういう心配が障害者のご家族のみなさんからたくさん寄せられました。知的障害の方は、慣れない場所で一人で過ごすことは難しい。パニックになってしまうかもしれない。また、ちゃんと治療内容を障害をもっている人にわかるように話をしてくれるのだろうか。あるいは、ありとあらゆるスイッチを押してしまうけれども、大丈夫だろうか。そういうたくさんの心配の声がかけられました。

ある母親 「障害特性に応じて入院させて」はぜいたくなこと?
こうしたことを言わなくていい政治にしたい


 あるお母さんは、「障害特性に配慮して入院させてほしいなんていうことは、ぜいたくなことでしょうか」と言っておられました。それを聞いて私は、「障害に配慮してほしい」という当然のことを「ぜいたくなことか」と心配しなければならない今の政治の状況を、本当に変えないといけないと、その言葉を聞いたときに痛感しました。
 本来は、東京都が率先して、「どんな障害があってもこういう病院にちゃんと入れるから安心ですよ」というメッセージを発信しなければいけないのに、障害者団体のみなさんやご家族のみなさんと東京都との話し合いの場に同席させてもらいましたけれども、東京都の回答は、「障害者ひとり一人に個別に対応します」と繰り返すばかりでした。

緊急に5000人余の署名を集めて都議会に陳情
趣旨採択され、反対はゼロ 画期的なできごと


 そこで関係者のみなさん、お父さん・お母さんたちは、緊急に署名を集めて陳情することになりました。本当に短期間でしたが、5000人以上の署名が急きょ集められて、都議会に提出されました。障害者のみなさんが入院する病院を確定してください、というこの陳情が都議会で、なんと趣旨採択されたんです。都議会のなかでも非常に画期的なことです。だれ一人反対は出ませんでした。お父さん・お母さんたちのメッセージに背を向けることはできない、と都議会議員みんなが思ったのだと思います。

都は都立病院・公社病院で受け止めると何度も答弁
実際に、公社病院と都立病院が連携して対応


 そして大事だったのは、この議論のなかで、障害のあるみなさんを都立病院・公社病院で受け止めます、と繰り返し東京都が答弁したことです。共産党が聞いても、自民党が聞いても、同じ答弁をしました。実際に清瀬・東久留米の地域で感染した障害者の方が、都立病院や公社病院に入院されています。
 ある方は、いったん多摩北部医療センター(東村山市)に搬送されたのですが、障害特性をみると松沢病院(世田谷区)の方がいい、ということで松沢病院へすぐに搬送し直されました。親ひとり子ひとりのご家庭なのですが、こんどはお母さんの感染がわかりました。娘さんが松沢病院で治療を受けていたわけですが、自宅療養しているお母さんの回復を待って、娘さんは戻ってくることができました。
 このお母さんは、「本当に心配だったけれども、(娘は)命をとりとめた。ありがたかった」と涙していらっしゃいました。

障害者の運動が明らかにしたもの
都立病院・公社病院が存在する意味


 コロナの大変ななかでも、このように命を守ろう、そのなかで人権が守られなければいけない、と取り組む障害者のみなさんや市民のみなさんの大変な努力で、障害のある人を都立病院・公社病院が受け止めることが鮮明になったんです。これはまさに、市民の力です。
 改めて、都立病院・公社病院の使命は、障害者医療、難病、災害、周産期医療、島しょの医療、救急、小児、そしてコロナのような感染症対策を担うのだということを、障害者のみなさんの運動が明らかにしてくれました。不採算だけれどもみなさんの命を守るために欠かせない医療を担っているのが都立病院・公社病院なのです。

独立行政法人化推進の都民ファースト・自民党
これをストップさせ、医療の充実図る


 それを今、小池都政のもとで、都民ファーストや自民党のみなさんも一緒になって、都の財政支出を減らすために、独立行政法人化(独法化)をしようとしています。こんなことは絶対にありえません。
 公社が運営する多摩北部医療センターにもコロナの病床をしっかり確保して対応しています。こんなにコロナが大変なときに、独法化の議論をすること自体が私には信じられない。
 都立病院と公社病院は、守るというよりも、もっともっと充実させていくことが求められています。多摩北部医療センターがもともとは老人医療センターだったことを考えても、高齢者医療をもっと拡充していく必要があります。私は改めて、都立病院・公社病院の独立行政法人化はなんとしてもストップさせたい。そのために全力を尽くしたいと思っています。(つづく)

声援に応えて
(左から)小池晃書記局長、青木ゆうすけ市議(社民党)
原のり子、宮本徹衆院議員
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訴える青木ゆうすけ市議
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共産党躍進の意義を語る小池晃書記局長
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力を込めて訴えました
共産党街頭演説 原のり子の訴え(上)_b0190576_00425507.jpg


【新しい原のり子事務所(滝山東交差点付近)】
東京都東久留米市前沢3の8の12
東亜グリーンハイツ105
電話 042(470)0234
事務所は小金井街道沿いにあるビルの1階です。
駐輪場もあります。

主なバス路線
東久留米駅西口発 武蔵小金井行きバス 「前沢住宅」下車
清瀬駅南口発   武蔵小金井行きバス 「前沢住宅」下車

【これまでの原のり子事務所(東久留米市幸町)も機能しています】
コロナの相談などはこちらへ

電話・ファクス 042(476)2544
共産党北多摩北部地区委員会でも受付中
電話 042(391)4139



# by hara-noriko | 2021-06-07 00:44 | 都議選 | Comments(0)

応援メッセージ(3)東久留米市 寺島美紀さん   

 5月23日、新しくオープンした原のり子事務所の「オンライン事務所開き」を開催しました。たくさんの方から応援のスピーチやメッセージをいただきました。順次、紹介しています。最終回は、東久留米市の寺島美紀さんです。

【東久留米市 寺島美紀さん】

 この度は事務所のご開設、おめでとうございます。

 原のり子さんとは、息子が東久留米市立わかくさ学園に通っていた時代からのお付き合いで、10年ほどになります。

 わかくさ学園は、障害を持つ子どもや発達に遅れなどがある子どもの養育・支援を行う、乳幼児のための施設です。このわかくさ学園を守るために、署名活動などをせざるを得ない場面が幾度となくありました。そのたびに力になってくれたのが原さんです。息子はわかくさ学園を卒園後、都立清瀬特別支援学校に入学しましたが、ここでの困りごとも原さんに相談し、状況の改善に至ることがたくさんありました。

 常に障害児とその家族に寄り添い、当事者の立場に立ち、迅速かつ丁寧に取り組む原さんの姿勢はずっと変わらず、感謝しかありません。

 障害児を守るための運動についても原さんから多くのことを学ばせて頂きました。

 原さんの穏やかで優しい雰囲気、聡明で気さくなお人柄に私はもちろんですが、多くの人が好感を持っていることと思います。そして、こちらの話をしっかりと受け止め、共感してもらうことで救われることが山ほどありました。また、問題点を冷静に分析し、あらゆる角度から解決に導く行動力は私の憧れでもあり、尊敬しております。

 障害児とその家族の生活は多くの支援を必要としています。

 原さんは、私たちの願いを都政に届けてくださる、かけがえのない大きな存在です。

 今年1月12日、私は2通の要望書と署名を持ち、原さんが待つ都庁へ向かいました。
 清瀬特別支援学校の高等部は、令和3年(2021年)4月より東久留米特別支援学校となり、この開校に際し、スクールバスの利用制限、放課後デイサービス送迎車両の校内乗り入れについての要望書を作成、もう一つは清瀬特別支援学校の校舎建て替え工事に伴う、仮設校舎についての要望書もあわせて作成しました。

 限られた時間の中で、原さんはスピーディーに対応してくださいました。

 結果、スクールバスは希望者の利用が可能となり、学校敷地内に放課後デイサービス用の駐車スペースが確保されました。

 子どもたちの権利を守り続けるため、これからも原さんと共に大きな波を起こしていきたいです。

【関連記事】
応援スピーチ(1)社民党 東久留米市議 青木ゆうすけさん
応援スピーチ(2)清瀬市の無所属市議 布施由女さん
応援スピーチ(3)清瀬市 佐藤良太さん LGBTqコミュニティの代表
応援スピーチ(4)「わた原ずっと応援隊」の相川知雄さん
応援スピーチ(5)しんかわ保育園OB 鎌塚由美さん
応援メッセージ(1)農業・農民後援会 藤原あさこさん
応援メッセージ(2)清瀬市 後藤貴代美さん
応援スピーチ(6)清瀬市 奥山みね子さん

コサギ
応援メッセージ(3)東久留米市 寺島美紀さん_b0190576_22205969.jpg

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# by hara-noriko | 2021-06-05 22:21 | 都議選 | Comments(0)

応援スピーチ(6)清瀬市 奥山みね子さん   

 5月23日、新しくオープンした原のり子事務所の「オンライン事務所開き」を開催しました。たくさんの方から応援のスピーチやメッセージをいただきました。順次、紹介しています。今回は、清瀬市の奥山みね子さんのスピーチです。

【清瀬市 奥山みね子さん】

 障害者の通所施設で娘がお世話になっている奥山と申します。原さんには、本当に感謝しております。また、コロナの感染がひどくなったときに、もし施設のなかでコロナの患者がでたときに、重度の人は病院に入院させてもらえないのかしらって、それはもう親たちの間ですごく危惧していました。

 そうこうしているうちに、ほんとうに感染が広がってしまいまして、私も娘も感染してしまいました。そのとき原さんにいろいろお世話になりまして、おかげさまで入院できました。後遺症はちょっと残っていて、歩行とかが大変なんです。

 原さんはお若いし、バイタリティーがありますし、可能性もいっぱいある方なので、ぜひ応援させていただきたいと思います。

【関連記事】
応援スピーチ(1)社民党 東久留米市議 青木ゆうすけさん
応援スピーチ(2)清瀬市の無所属市議 布施由女さん
応援スピーチ(3)清瀬市 佐藤良太さん LGBTqコミュニティの代表
応援スピーチ(4)「わた原ずっと応援隊」の相川知雄さん
応援スピーチ(5)しんかわ保育園OB 鎌塚由美さん
応援メッセージ(1)農業・農民後援会 藤原あさこさん
応援メッセージ(2)清瀬市 後藤貴代美さん

今年生まれたカワセミ
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# by hara-noriko | 2021-06-05 21:13 | 都議選 | Comments(0)

総務委員会で質問 多摩振興プランをより良いものに   

 6月3日の都議会総務委員会で私は、「新しい多摩の振興プラン(仮称)」の素案についても質問しました。多摩格差は解消した、という立場に立つ東京都ですが、一方で保健所や多摩北部医療センターなどについて、この間の市民の声や運動、また議会で提起してきたことが一部反映されています。より良い振興プランの策定に向けて、意見を述べました。質問をダイジェストで紹介します。

「新しい多摩の振興プラン(仮称)」の素案
コロナ禍のもと、多摩地域の課題は


 原のり子 「新しい多摩の振興プラン(仮称)」の素案について質問します。今回のプラン策定では、コロナ禍のもと、多摩地域にどういう課題があるのか、きちんと見据えていくことが重要だと思います。
 最初に、コロナ禍で認識された多摩地域の課題はどういうものがあるのかうかがいます。

 総務局多摩島しょ振興担当部長の答弁 コロナの拡大により、多摩地域においても、社会経済活動の制限、外出や移動の自粛、医療体制のひっ迫などによる大きな影響。コロナ禍を契機として、これまでの働き方や暮らし方などが変化し、移住やオフィス移転などを検討する動きもあり、より多くの方々に多摩に関心をもってもらえるよう新たな視点に立った取り組みを行う必要がある。

多摩格差 2000年には「おおむね解消」と
現実は、コロナ禍で医療体制がひっ迫


 原のり子 医療体制のひっ迫、ということも述べられました。かつては、1975年に三多摩格差8課題を解消していくということが進められていましたが、プランによると2000年にはおおむね解消、としています。しかし、コロナ禍のもと、医療体制のひっ迫という状況もうきぼりになり、改めて検証していくことが求められていると思います。
 同時に、小池知事は、もともとは「7つのゼロ」という課題をあげ、そのなかに多摩格差ゼロを位置付けていました。コロナ以前の段階でも、多摩格差を指摘していました。2期目の選挙では多摩格差ゼロという文言はありませんでしたが、取り下げたとの表明もありません。都の方針は、多摩格差は解消されているとの認識に対し、知事は多摩格差を解消していくという認識だったわけですが、新プランではどのように整理されていますか。
 (小池知事の「7つのゼロ」=待機児童ゼロ、残業ゼロ、満員電車ゼロ、ペット殺処分ゼロ、介護離職ゼロ、都道電柱ゼロ、多摩格差ゼロ)

 多摩島しょ振興担当部長の答弁 従来からのいわゆる多摩格差については、これまで、都と市町村が連携し、解決に努めた結果、かなりの部分で解消していると認識している。一方で、多摩地域は、人口減少、少子高齢化への対応、道路・交通インフラの整備、防災対策、産業振興など、地域それぞれの課題を抱える。地域の実情を的確に把握し、課題を一つひとつ丁寧に解決していくことで、多摩地域のさらなる発展を目指していくことが重要だ。新プラン(素案)は、こうした認識の下で策定した。

多摩格差は解消している、という都の認識
コロナ禍の現時点に立って検証したものか

 原のり子 結局、従来の都の方針は基本的に変わっていないわけで、多摩格差ゼロとまでいった知事がこの問題を説明する責任があると私はおもいます。
 今回の新プランでも、多摩格差は解消しているという前提になっています。「多摩格差8課題」について、コロナ禍の現時点に立って検証したのでしょうか。したとすればその内容を教えてください。

 多摩島しょ振興担当部長の答弁 三多摩格差8課題についてかなりの部分で解消され、多摩の地域特性や課題を踏まえた振興策を講じていく方向に転換。そうした状況を踏まえるとともに、一口に多摩といっても、地勢、人口動向、土地利用、産業構造など、地域によって特性や課題はさまざまであることから、関連するデータについて、多摩地域全域と5つのエリアごとに把握・分析。

コロナ禍で多摩地域の保健所不足が浮き彫りに
格差解消どころか格差が広がっている


 原のり子 改めて8課題とは、(1)義務教育施設(2)公共下水道(3)保健所(4)病院及び診療所(5)道路(6)図書館及び市民集会施設(7)国保料(税)(8)保育料です。とくに8課題を改めて検証はされていない。
 ただコロナ禍で、多摩地域の保健所不足の問題は課題として浮き彫りになってきています。格差が解消されたどころか、現時点では広がっているといえるのではないか。現時点にたって検証し直す必要があると思います。「おおむね解消」ということをそのままにしてしまうと、今の時点での検証が本格的にならないのではないか、ということをとても心配しています。多摩の保健所は明らかに足りない。28市町村に5カ所しかない。これはもう多摩格差の一つといえると思いますが、認識はいかがですか。

 多摩島しょ振興担当部長の答弁 住民に身近な保健サービスは市町村がおこない、より専門的なサービスは保健所が実施するという地域保健法の考え方に基づき、現在、二次保健医療圏に1カ所の体制となっており、広域的、専門的、技術的拠点として、地域の感染症対策の重要な役割を担う。今後、コロナ感染症の感染拡大から収束に至るまでの保健所のとりくみを検証したうえで、多摩地域の都保健所のあり方を検討していく。

新生児集中治療室の設置 基準に満たない
これも多摩格差ではないのか


 原のり子 十分な検討をなるべく早くしていただきたい。実際の検討の中心は福祉保健局だと思いますが、多摩の振興、多摩の格差を解消していくということでは総務局のかかわりは非常に重要だと思いますので、連携してやっていただきたい。
 8課題のうちの一つ、医療についても多摩の課題が顕著になっています。新生児集中治療室(NICU)も多摩地域は基準に満たない、これは多摩格差ではないでしょうか。見解をうかがいます。

 多摩島しょ振興担当部長の答弁 NICUは、新生児科医師の常駐や、3床にひとりの看護師の配置とともに、生命維持装置の施設整備が必要。その整備にあたっては、搬送体制を整備しながら、限られた医療資源の集約化を図り、高度な医療を集中的に提供する体制を構築することが最も効果的。こうした考えに立って、NICUは、都内全域を一つの圏域として整備をすすめている。

清瀬市には出産できる産婦人科がない
清瀬小児病院の廃止が大きな原因に


 原のり子 東京全体を一つの圏域でとらえて対応する、ということだけでいいのかということが実際には問われています。清瀬小児病院が廃止されるときに、NICU(新生児集中治療室)もなくなり、その後、清瀬では出産のできる産婦人科の病院がなくなりました。隣の東村山市もそうです。清瀬で産婦人科を経営されていた先生方にうかがうと、近くにNICUがあったので安心して個人の産婦人科でもできていたが難しくなったんです、と話す方もいらっしゃいます。

救急搬送された妊婦さん
時間をかけて23区の病院に


 また、搬送体制を強化するといわれていますが、実際に妊婦さんがNICUのある病院に救急搬送されるときに、多摩地域では見つからず、23区内の病院に時間をかけて搬送されているケースも起きています。東京全体を一つの圏域で考える、ということだけでは十分ではなくて、多摩地域に本当に足りているかどうかをしっかり検証していく必要があるのではないでしょうか。
 振興プラン素案のなかには、多摩北部医療センター改築に向けた検討ということで、地域のニーズを踏まえた質の高い医療を提供していく、と書かれています。北多摩北部の地域で足りていないNICUなどについて対応できるような十分な検討が必要だと思います。すでに、お医者さん方からも、基本構想をまとめるにあたって産科は必要ではないか、小児科の充実が必要だなどの声がたくさん出ています。多摩地域にこうした機能が必要だという視点を大事にしながら検討をすすめていただきたい。

格差は解消した、としているものについても
現状を明らかにして充実する視点で対応すべき


 保健所と医療機関についてうかがったが、格差は解消したとしているものについても、8課題が現在どうなっているのかを明らかにしながら、充実していく視点をもっていただきたい。

都民の視点・都民の目線が非常に重要
多摩地域の課題を都民参加で検討してほしい


 最後に質問します。新しいプランは、各分野の課題を取りまとめているのだと思うが、多摩地域の困難や課題にまっすぐ光があたっているのかどうか。都民の視点、都民の目線が非常に重要だと思います。現時点にたっての多摩地域の課題を都民参加で検討し、あらいだしていく機会も必要ではないでしょうか。

 多摩島しょ振興担当部長の答弁 市町村へのアンケート調査などを実施するとともに、学識経験者やNPO団体からもヒヤリングをおこなった。その結果を踏まえ、地域の課題や特性をとりまとめた。素案について、パブリックコメントや市町村への意見照会などをおこない、9月を目途に新らしい多摩の振興プランを策定していく。

 原のり子 パブコメをふまえて、議会でも議論されたうえでプランがまとめられるといちばんいいのかな、と思います。よりよい多摩の振興プランを練り上げていく点で、ぜひ検討していただきたい。

雨に濡れるアジサイ
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# by hara-noriko | 2021-06-04 20:57 | 都議会 | Comments(0)

都議会 総務委員会で質問   

 6月3日、都議会総務委員会で質問しました。テーマは、東京都新型コロナウイルス感染症対策条例の一部を改正する条例案について。「都民及び事業者の責務」として新たに「感染の拡大の防止に努める」という努力義務を設ける内容です。都はその重みをしっかり検討して改正案を出したのか? 都がいまやるべきことは何か。以下は、私の質問大要です。

コロナ対策条例の一部改正案
どんな内容なのか


 原のり子 東京都新型コロナウイルス感染症対策条例の一部を改正する条例について質問します。今回の条例改正は、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)の改正にあわせてのものだとされています。
 まず最初に、特措法の改正内容はどういうものだったのか、うかがいます。

 総務局総務部長 本年2月に改正されました特措法の主な改正内容でございますが、まん延防止等重点措置の創設や、法45条第2項の要請等に応じない場合の命令・罰則規定の追加などとなっております。

都民及び事業者の責務として
新たに「感染の拡大の防止に努める」

 原のり子 全体はそういう改正で、かなり広範囲であると同時に、罰則を盛り込んだことも大きく、重たい内容になっていると思います。それのすべてが都条例に落とし込まれるわけではありません。
 そういうなかで今回の条例に盛り込まれたのが、第4条に「都民及び事業者の責務」として新たに、「感染の拡大の防止に努める」という文言です。なぜこれをピックアップして追加したのか、うかがいます。

 総務部長 特措法におきましては、事業者及び国民の責務といたしまして、予防に努める旨の規定がなされておりまして、これとの整合性を図るため、条例でも同様の内容を「都民及び事業者の責務」として規定しているものでございます。2月の特措法の改正で、自己の感染予防のみならず、個人による感染拡大につながりうる行動も抑止するため、事業者及び国民の責務として新たに感染の拡大の防止に努める、との文言が追加されたため、条例においても同様に追加することとしたものでございます。

都として考えてのことか
「防止につとめる」とは具体的には何か


 原のり子 さまざまな法改正の中身があるなかで、ここを盛り込んでいくことについては、都としての考えというのが必要なんだと思うんです。法との整合性とおっしゃいますけれども、いまいいましたように法の修正のすべてが都の条例に反映されなければならないというものではありませんので、都としての考えというのをうかがっているわけです。具体的に、都民や事業者による感染の拡大の防止というのは、どういうことを指しているのでしょうか。

 総務部長 今回の条例改正は、特措法の改正に伴う規定整備でございまして、国にも確認いたしましたところ、個人に対してはマスクの着用や咳エチケットなど、また事業者に対しましては種々の消毒液の設置や施設の消毒など、他者への感染の拡大を防止するための一般的に守られるべきルールを指しているものでございます。

努力しても感染することはある
どんな責任が生じるのか


 原のり子 国に確認して、ということですけれども、都としてそれが必要だと判断したということだと思いますが、では、都民が努力していても感染してしまったり周りの人に感染を広げてしまったりというようなことがあった場合に、都民及び事業者にはどのような責任が生じるんですか。

 総務部長 特措法の改正に伴う規定整備により追加いたしました感染の拡大防止につきましては、都民及び事業者の努力義務として規定するものでございまして、都民等に具体的な責任を問うものではございません。

無症状の感染もある 本人に責任はない
努力義務の規定は適切か


 原のり子 努力義務だから都民等に具体的な責任を問うものではない、というご答弁です。努力義務ということについて、軽く扱っているというわけではないでしょうけれども、よく考えていく必要があると思っています。コロナの特徴は、気をつけていても感染する場合がある、ということで非常にやっかいなわけです。感染の拡大防止が努力義務だといっても、無症状の感染の場合もあります。気づけない場合もあるわけです。本人に責任はないんですね。それなのに、感染を広げるなということを規定するのが果たして適切といえるのかどうか。このあたりは検討されましたか。
 
 総務部長 今回の条例改正は、あくまでも特措法の改正に伴う規定整備の範囲内でおこなわれるものでございます。今回、特措法の改正におきまして、新たに感染の拡大の防止に努めるという文言が追加されため、条例におきましても同様に追加する規定整備をおこなったものでございます。

努力しているのに責任を問われる事態も
救済する措置はあるのか


 原のり子 具体的な罰則はないわけですけれども、責任は問われないということですが、たとえばですね、努力義務違反によって被害を受けた、とする第三者から損害賠償請求を受けたり、あるいは都が行政指導をおこなうということは、努力義務の場合でもありうるのではないか。たとえば飲食店などでクラスターが発生した、というような場合に、そのお店の責任が問われることもないとはいえない、というふうに思います。努力をしているのに責任を問われる事態になった、そういう方たち、そういう事業者を救済する措置というのはあるのか、ということを心配しています。
 それでうかがいたいんですけれども、都民の責務として感染の拡大の防止を規定することに伴い、東京都はどのような責務を負うのでしょうか。

 総務部長 条例第3条におきまして、「都は、新型コロナウイルス感染症対策を的確かつ迅速に実施し、及び都の区域において関係機関が実施する新型コロナウイルス感染症に係る措置を総合的に推進する責務を有する」と規定されておりまして、これまでも感染拡大の防止策を講じているところでございます。このため、今回の法改正をふまえた規定整備である条例改正において都が新たな責務を負うものではございません。

都はもっと重く考えるべきだ
自己責任を求める姿勢こそ改めよ


 原のり子 いまも法改正をふまえた規定整備だからということでしたけれども、先ほどいったように都条例に何をどう盛り込むかというのは、都の考えであります。しかも、繰り返しになりますが、ぜんぶを盛り込んでいるわけではないのですから、きちんと理由というものが説明されるべきだと私は思っています。
 私は、都民への努力義務を課すといことを重く考えていかなければいけないのではないか、と思って質問しています。これをとても心配するのは、これまでも努力義務についての議論が議会のなかで十分に議論する機会が得られなかった、ということもあったんですよね。ですから私は、都民のみなさんが知らないうちに努力義務が決まっているということのないようにしていかなければならないし、努力義務を課すのであればその理由が説明されるべきだと思って質問しています。
 これまで東京都の、とくに知事の発信の仕方が、基本的にコロナについては、みなさん気をつけてください、というものが多くて、先ほどいったように気をつけていても感染する場合があるというのがコロナなので、自己責任では抑え込めないのが特徴なわけですよね。ですから、科学的な裏づけのある対策をどんどんとっていくことがカギですし、感染した人が悪いのではないというメッセージをもっと発信していかないといけない、と思います。
 今回の改正は、たった一言に見えるけれども、非常に重い改正だと思います。感染予防に努力するということだけじゃなくて、それを広げるなということまで努力義務にするのは、みなさんが気をつけるようにしてくださいね、ということをさらに強調する内容になるのではないかと思います。
 この間、都内でも自分が感染したことを責めて自ら命を絶つという方がいらっしゃいました。先日も、そういう方がいらっしゃって、本当にこういう悲劇を繰り返してはいけないと改めて思っていますけれども、条例でどんなに差別の禁止をうたっていても、自己責任を求める姿勢を改めなければ悲劇は繰り返されてしまうのではないか、ということを私はたいへん危惧しています。
 これまで協力してきた飲食店も、もうこれ以上は限界だといっているお店も出てきているわけです。十分な補償がない状態だからお店を開かざるを得ないのではないかと検討しているお店もあるわけです。その問題を解決しないで努力義務違反といえるのか、という問題もあると思っています。十分な補償があって、みなさんが協力できる状況をつくっていくことこそ重要なんだと思います。
 いま都がやるべきなのは、都民や事業者が安心してコロナ対策に協力できる状況つくることだと思います。そのことを最後に申し上げて質問を終わります。

【記事の説明】
 ★特措法は、緊急事態宣言中などに、時短営業などの要請に協力しない事業者に対し、罰則(過料を科す)などが適用できるようにする改悪がされました。小池知事は、飲食店への罰則適用について、法に基づいておこなっています。
一方、東京都コロナ条例は、都の独自の条例なので、特措法の改正をそのまま落とし込むわけではありません。

 ★第4条 都民及び事業者は、新型コロナウイルス感染症の予防に努めるとともに、新型コロナウイルス感染症対策に協力するよう努めなければならない。
         ↓↓      
 第4条 都民及び事業者は、新型コロナウイルス感染症の予防及び感染の拡大の防止に努めるとともに、新型コロナウイルス感染症対策に協力するよう努めなければならない。

都議会総務委員会で質問
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# by hara-noriko | 2021-06-03 22:53 | 都議会 | Comments(0)