2024年 11月 10日
決算特別委員会質疑
公立図書館に都の支援を求める
都議会各会計決算特別委員会の質疑が10月に行われました。11月下旬にも質疑が行われます。私は第2分科会に所属して、11のテーマで質問しました。その詳報を随時、紹介していきます。初回は、教育庁への質問で、公立図書館の問題を取り上げました。
【原のり子のコメント】
清瀬市ですすめられている、公立図書館の廃止方針。6つある図書館を2つにしようというものです。図書館をなくさないでほしい、勝手に決めてすすめるべきではない、もっと市民の声を聞くべきだ、と市民のみなさんの声と運動が広がっています。
質問で、東京全体では、地域図書館はトータルでみると増えていることを確認しました。4つも減らすという清瀬のような例は稀だということがわかります。
ただ、地域の図書館を守るために都としてもっとできることはないのか考えたいと思い、質問しました。都立図書館の豊富な資料も、地域図書館があってこそ多くの都民に活用してもらえること、しかし地域図書館の改修や新設等に東京都からの支援はないことがわかりました。これは検討すべきです。
また、子ども図書館の大事さもとりあげました。国でも、子どもの図書に力を入れている図書館を毎年表彰しています。子どもの図書をどうやって充実させるかということが課題になっているのに、子どもに特化した優れた図書館をもちながらなくしてしまおう、というのは子どもの図書の大事さに逆行しています。
引き続き取り組んでいきたいと思います。以下が、質疑の内容です。
公立図書館は大切な教育の公共財産
昨年度と5年前の図書館数、蔵書数、貸出し数、司書数は
原のり子 公立図書館についてうかがいます。
公立図書館は、乳幼児から大人まですべての人にとって本と出合い、知識や情報などを無料で得られるとても大切な知的インフラです。市民一人ひとりが豊かな人生を送っていくために欠かすことのできない文化、教育の公共財産です。
まず都内の公立図書館について、昨年度と5年前の図書館数、蔵書数、貸出し数、司書数についてうかがいます。
教育庁地域教育支援部長 都の調査では、令和5年度(2023年度)の図書館数は392館、蔵書数は5113万9479点、貸出し数は1億0382万3080点、司書数は1788人でございます。
また、平成30年度の図書館数(2018年度)は391館、蔵書数は4996万0258点、貸出し数は1億1056万6714点、司書数は1920人でございます。
都内で2016年度以降新設された図書館は6館
新設の理由を把握していますか
原のり子 5年間の状況をお話しいただいたんですけれども、この5年間の間に新設された図書館もありますけれども、その理由などは把握されているでしょうか。
地域教育支援部長 区市町村立図書館につきましては、各自治体の判断において設置するものでございます。
原のり子 それぞれの判断だということは、それはそのとおりかなと思いますが、都立図書館のホームページに掲載されている大変詳しい資料、データがあって、それを見ますと、今の時点で出ている資料でいちばん古いのが2016年度だと思うんですけれども、このときと比べると、図書館は現時点で6館増えていると、東京ではそういう状況になっていると思います。
この5年間で廃止された図書館は?
「4館が閉館いたしました」
原のり子 では、一方で廃止をしている図書館は、この5年間で見た場合、いくつありますか。
地域教育支援部長 平成30年度(2018年度)から令和5年(2023年)までの間、4館が閉館いたしました。
清瀬市は6館ある図書館を2館に減らそうとしている
「なくさないでほしい」 市民の声も大きく上がっている
原のり子 閉館、廃止もあるけれども、トータルでは、東京都全体としては増えているということなんだと思います。これは、詳しい分析というのは、それぞれ一つひとつ見ていかないと分からないところだと思いますけれども、そういうことだと分かりました。
今、清瀬市では6つある地域図書館が2つになるという方針ですすめられているんです。
ですので、減らしていく方向なので、東京都全体はどうなのかなというのもあって今聞いたんですけれども、この6つある地域図書館を2つにするということについては、身近にあってこその図書館であって、なくさないでほしいという市民の声も大きく上がっている状況になっています。
「こども図書館」までなくす計画
安心して利用できる設計になっているのに
原のり子 その廃止する図書館のなかには、こども図書館があるんです。子どもに特化して、子どもが主役の図書館なんです。この図書館までなくしてしまうのかと声が上がっています。
これは「元町こども図書館」という図書館なんですけれども、これ今は公共施設のなかにあって、この図書館のすぐ隣には子育てひろばの部屋があって、赤ちゃんや小さいお子さんを連れたお母さんがたくさん来ているんです。来たい時間に来るということでたくさん来ていて、その帰りにこの図書館にも寄って、赤ちゃんの本などを選んだりしている、そういう環境にあります。
また、とてもいいなと思ったのは、図書館のカウンターから子どもが利用する子ども用のおトイレが、その入り口がよく見えるんです。ですので、とっても安心な設計になっていて、本当にいいこども図書館だなと私もずっと思ってきました。
規模を縮小して商業施設のなかの図書館に移す
子どもの目線に立った図書館は貴重で大事にすべきもの
原のり子 この図書館をなくして、これを商業施設のなかの図書館に移そうと、規模を縮小して組み込もうという計画なんですけれども、この商業施設の、おトイレでいえば、先ほどカウンターから子どもが利用するトイレは見えるっていいましたけれども、この商業施設の図書館の場はおトイレはもうずっと奥なんです。これでは心配だという声なども、本当にお母さんたち、お父さんたちからも出されているんです。
子どもの目線に立った、子どもが安全に利用できる、子どもが主人公になれる、こういう図書館というのは本当に貴重だし、大事にしていかなければいけないと私は思っているんです。
都内の公立図書館
子どもが利用しやすいように工夫しているところは?
原のり子 それで、うかがいたいんですけれども、都内の公立図書館で主に子どもが利用しやすいように工夫している図書館は、どのようなものがありますか。
地域教育支援部長 国が毎年実施している子供読書活動優秀実践図書館の表彰によりますれば、大田区立図書館、立川市中央図書館及び瑞穂町図書館が受賞をしております。
都立図書館 子どもの図書の充実
子ども自身の意見をどのように聞いてすすめてきたのか
原のり子 それぞれ特徴もあって、子どもたちの目線も大事にしながら、また安全にも配慮されているということは、とても重要だと思います。図書館において、子どもの図書について力を入れることの大事さを都としてはどのように位置づけて、また、これまで都立図書館では子どもの図書の充実について、子ども自身の意見をどのように聞いてすすめてきたのか、うかがいます。
地域教育支援部長 読書は子どもが主体的に学んで必要な情報を判断し、多様な人々と協働しながら問題を発見し、解決していくために必要な資質、能力を育むなどの役割を果たしております。また、都立図書館に関して、子どもを含めた利用者からアンケート調査を実施し、意見を把握してまいりました。
原のり子 さらに今後は、こども基本条例も東京都はつくったなかで、より子どもたちの意見を聞いていただけるように要望しておきたいと思います。
老朽化などへの対応が必要になってくる
新設や修繕などへの都の支援が必要ではないか
原のり子 私は、公立図書館を維持していくためには、老朽化などへの対応が本当に必要になってくると思っていまして、図書館施設の新設や改修、修繕などに対する都の支援が必要ではないかと思うんです。昨年度、そうした支援、また実績があるのかどうか、うかがいます。
地域教育支援部長 公立図書館の設置管理等は、法令に基づき各自治体や各教育委員会が行うものとされております。
区市町村の公立図書館の重要性
都の見解は? 連携や支援は?
原のり子 実際、支援はないということなんです。それで、改めて、区市町村の公立図書館の重要生について都としてどういう見解をお持ちか、また連携や支援はどのようなことを行ってきているのか、うかがいます。
地域教育支援部長 国の告示にもございますとおり、区市町村立図書館は、資料や情報の提供等の利用者及び住民に対する直接的なサービスの実施や地域の情報拠点等として、住民の要望や社会の要請に応えていると考えております。
また、都道府県立図書館は、区市町村立図書館に対する円滑な運営のための援助に努めることなどが規定されておりまして、都では資料の貸出しや職員の研修を行っております。
区市町村立図書館があってこそ都立図書館の役割も発展する
維持・増設に対する都の支援を検討することが必要だ
原のり子 区市町村立図書館があってこそ、都立図書館の役割も大きく発揮できると思うんです。連携は、そういう意味でとても重要だと思っています。
いま、清瀬の例も出しましたけれども、区市町村立図書館を維持する、必要な地域に増やす、こういうことができるように工夫して、都としても支援を検討していくということが必要ではないかと私は考えます。そのことを強く要望しまして、質問を終わります。
【関連記事】
東京・清瀬市 「元町こども図書館」廃止は大問題
東京・清瀬市 図書館廃止を考える超党派のこんだん会
「かってに図書館なくさないで」とうったえる市民(清瀬市)住民投票を求める署名がスタートします
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by hara-noriko
| 2024-11-10 01:26
| 都議会
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2024年 11月 07日
都議会各会計決算特別委員会の録画映像
私は11のテーマで質問しました
10月18日、21日、23日、25日に行われた、各会計決算特別委員会第2分科会で私は、11のテーマで質問しました。その質疑が都議会ホームページで見ていただけます。字幕がついていなくて申し訳ありません。後日、質疑を文字にして掲載したいと思います。リンクをクリックしていただくと録画映像が表示されます。
【10月18日 福祉局への質問】
▼2時間42分35秒から
特別養護老人ホームでの、視覚障害のあるあんまマッサージ指圧師雇用への支援について
▼3時間00分40秒から
都民を受け入れている都外の医療型障害児入所施設への東京都の支援について
▼3時間20分45秒から
障害者の生活訓練事業所でのオンライン支援について
【10月21日 保健医療局への質問】
▼1時間44分40秒から
コロナ対策について
▼2時間00分55秒から
都立病院での行政的医療充実と依存症などへの対応強化について
【10月23日 生活文化スポーツ局への質問】
▼2時間00分05秒から
都の結婚支援事業の問題点について
▼2時間15分35秒から
自治体所有のプールやスポーツ施設維持への都の支援強化について
▼2時間25分40秒から
朝鮮学校の子どもたちの教育を受ける権利を守るために、外国人学校運営費補助を復活することについて
【10月25日 教育庁への質問】
▼1時間22分07秒から
放課後等デイサービスと学校の連携について
▼1時間43分35秒から
小中学校でのエアコン設置補助の継続と拡充について
▼1時間50分33秒から
地域図書館を守るために都の支援を行うことについて
駅前で都政報告
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by hara-noriko
| 2024-11-07 22:11
| 都議会
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2024年 11月 04日
総選挙で自民・公明が過半数割れ
新しい政治をここから切り開きたい
毎週土曜日に駅前で定例宣伝をしていますが、2日の土曜日は大雨に見舞われたため、3日の日曜日に延期しました。総選挙の結果、自民党・公明党が過半数割れとなりました。私は「新しい政治をここから切り開いていけるように努力していきたい」と訴えました。スピーチの関連部分を紹介します。
日本共産党と宮本徹候補へのお力添えに感謝
宮本さんは議席を失いましたが公約実現へ全力を尽くします
先に行われました総選挙(10月27日投開票)では、日本共産党に、また東京20区の宮本徹候補に、みなさんのお力添え・ご協力をいただきました。心から感謝を申し上げます。残念ながら宮本さんは議席に届きませんでしたが、10年間衆院議員をやってきて、バッチがなくても公約実現のために全力を尽くしていく、と決意表明をしたところです。私たち日本共産党の都議会議員団、そして市議会議員団は連携して、みなさんの声が実現できる、当たり前の声が通る、そういう政治をつくっていくために、力を尽くしていきたいと思います。これからも、日本共産党へ大きなお力添えをお願いできれば幸いです。
沖縄1区で赤嶺さんが再選
オール沖縄の力を結集して
今回の総選挙で日本共産党は、改選前の10議席から8議席に後退してしまいました。そのなかでも、沖縄1区はオール沖縄の力を結集して、日本共産党の赤嶺政賢さんが再選し、辺野古の新基地建設は力を合わせて止めていくんだ、という意思表示が改めてはっきり示されました。政治はやはり、力を合わせて変えていくものだということが沖縄の結果でも示されているのではないかと思います。
汚いカネにまみれた政治 裏金政治はごめんだ
これが総選挙で示された民意
選挙の結果をみなさんはどのようにご覧になっていらっしゃいますでしょうか。
まず、自民党・公明党が過半数割れをした。これは歴史的な大きな結果だと思います。汚いカネにまみれた政治はもうやめてほしい、裏金政治はごめんだ、そういう声が大きく沸き起こった。その結果ではないかと思います。
私たち日本共産党は、裏金問題を「しんぶん赤旗」でスクープし、国会で徹底追及してきました。さらに、みなさんご存じの通り、自民党から公認されなくなった非公認の候補者にまで政党助成金から2000万円ずつ自民党本部から配られていたことを「しんぶん赤旗」がつきとめて追及した。これが選挙中も大きな話題になり、「それはおかしい」という声がわきおこりました。
政党助成金2000万円ずつ
自民党本部が非公認の候補に配布
政党助成金は税金です。みなさんが納めた税金を日本共産党以外の政党が分け合っているものですが、この政党助成金から非公認の候補者にまで2000万円を配布していた。とんでもない事態がわかったわけです。慌ててお金を返したりするなどの動きがあったようですが、いまの自民党政治は変えなければいけない、という声が大きく広がった選挙になりました。そういうなかで、自民党・公明党が過半数割れになりました。
臨時国会 首班指名選挙に注目
総選挙結果を考えれば自民党政治と決別する
大事なのはここからです。いまみなさんもニュースを注目していると思います。近く開かれる臨時国会で首班指名が行われます。これがどうなるか。メディアでは、カギを握っているのが国民民主党だと取り上げられています。
その国民民主党は、自民・公明と部分的に連携していくんだ、ということを明らかにしています。首班指名の選挙では、立憲民主党の野田佳彦代表には入れない、としています。総選挙の結果を考えるのであれば、民意を尊重するというのであれば、自民党政治からちゃんと決別しよう、そのためには野党で一致して共同しよう、ということは必要なはずなのに、残念ながら国民民主党は自民・公明に手を貸してしまう。そのため、大きな批判が起こっています。
民意を尊重する政治が行われるのかどうか
ここからが非常に重要
自民党の汚いカネにまみれた政治はもうやめてほしい、裏金政治はもうごめんだ、これと決別する政治をしてほしい。これが選挙結果で示された民意ですから、私たち日本共産党はこれに応える態度をとっています。立憲民主党に対しても、一致点を大事にして力を合わせる立場も表明しているところです。
民意を最大限尊重する政治が行われるのかどうか。ここからが非常に重要ですので、私たち日本共産党力を尽くしていきたいと思います。
残念ながら日本共産党は議席を減らしましたけれども、企業・団体献金禁止をずっと以前から求めてきた政党です。政党助成金も受け取っていません。汚いカネ、憲法違反のお金、こういうものは受け取らないで活動する。それが日本共産党の姿勢です。
こういう政党が国会の中に存在していることが大事だと思っています。みなさんと力をわせて、新しい政治をここから切り開いていけるように努力していきたいと思います。
「新しい政治を切り開きましょう」と呼びかけています対話も弾んで
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by hara-noriko
| 2024-11-04 20:16
| 総選挙
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2024年 11月 03日
決算特別委員会
分科会の質疑が終わる
前回紹介した決算特別委員会での質問の続きです。今回は、生活文化スポーツ局、教育庁への質問です。
【生活文化スポーツ局への質問】
都の結婚支援事業
その問題点について問う
知事は、人口は国力、と述べ、結婚から妊娠・出産、子育ての一連の流れを支援するため、マッチング事業にまで踏み出しています。子育て支援や出産に対する支援などは重要です。しかし、多様な生き方を応援すべき自治体が、ひとつの生き方のパターンを推奨する。子どもを産んでもらうために異性婚を前提にした支援をする。…これはどうなのでしょうか。しかも、障害者の方がイベント参加を事業者から断られる事態もおきています。2016年度は2373万9000円だった結婚支援事業の予算が、昨年度は1億8200万円にまで大きく増えているなか、考え方を質しました。
自治体所有のプールやスポーツ施設
維持するために都の支援強化を
都内の自治体所有のプールは、じわじわと減っていて、現在283。この5年間でプールがゼロになったのは1自治体。清瀬市です。清瀬は学校プールも廃止をすすめており、子どもたちの身近にプールがない状態が進行しています。こども都庁モニターアンケートでは、できるようになりたいスポーツのトップは水泳。そして、気軽にスポーツができる場所があることの大事さを7割の子どもたちが回答しています。地域のスポーツ施設を維持していくためには、東京都の支援をもっと強化する必要があると求めました。
朝鮮学校の子どもたちの教育を受ける権利を守れ
外国人学校運営費補助の復活を強く求める
外国人学校運営費補助は、この補助を通じて、外国籍の子どもたち自身を支援する意義があることを確認。それなのに、朝鮮学校だけ排除されています。子どもの教育を受ける権利に、政治的なものをもちこむことは間違いだと指摘。子どもと都民の声を受け止め、補助を復活するよう強く求めました。
【教育庁への質問】
放課後等デイサービスと学校の連携を強めて!
「内容に応じて連携していくことが重要」との答弁が
障害のある子どもたちにとっての学童保育である放課後等デイサービス(放デイ)は、第2の家。学校との連携が十分におこなわれてこそ、子どもたちの成長と毎日のくらしを支えることができる。放デイで子どもの気になる様子があったときに、すぐに学校と連絡がとりあえるようにしてほしい…など、放デイの方々の切実な声に学びながら、質問。国からの通知をもとに、連携の大事さを教育庁に初めて確認。「内容に応じて連携していくことが重要」との答弁が。
小中学校 断熱対策の重要性を指摘
調理室のエアコン 「早期に実現することは重要」と答弁
体育館にエアコンがついたのに、小学生が熱中症になった事例もあり、断熱対策の重要性を指摘。また、調理室のエアコン設置について、共産党東久留米市議団の調査にも学び質問。スポットクーラーがあっても室温が下がらない事例も指摘。「調理室に冷房を設置して、安全で安心な給食を提供することにより、良好な教育環境を早期に実現することは重要」との答弁が。補助の継続と拡充を強く求めました。
地域の図書館を守るため、都の支援を!
清瀬市では6館を2館に減らす方針がすすめられている
都の調査では、2016年度に比べ、現在、地域の図書館は6館増えています。しかし、清瀬では6館の地域図書館を2館にする方針がすすめられており、住民のみなさんは、図書館をなくさず充実をもとめるとりくみを広げています。施設が老朽化しても、とくに都からの支援はありません。都立図書館は地域図書館があってこそ、連携して役割を発揮できるのですから、もっと積極的な都の支援が必要ではないか、問題提起。こども図書館の大事さもとりあげました。
決算特別委員会で質問
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by hara-noriko
| 2024-11-03 21:48
| 都議会
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2024年 11月 02日
決算特別委員会
分科会の質疑が終わる
都議会決算特別委員会での分科会質疑が終わりました。私の質問内容をかいつまんでお知らせします。上下2回の連載です。
【福祉局への質問】
視覚障害者の雇用支援を求める
資格を活かして働ける大事な場がなくなっている
東京都は長い間、視覚障害のあるあんまマッサージ師の雇用を支援していました。が、今は、新たに採用しても支援はおこなわない、となっています。そのため、1999年には136人だったのに、14人にまで激減しています。視覚障害の方が、資格を活かして働ける大事な場がなくなっている現状を改善することを求めて質問しました。実際に、生きいきと仕事をしている視覚障害者の方にもお会いしお話を聞いてきました。障害者雇用の拡大のために引き続きとりくみます。
都民を受け入れる都外の障害児入所施設
ここへの補助を平等に!
都内の医療型障害児入所施設には1170人入所していますが、足りないため、都外の入所施設で123人を受け入れてもらっています。それでも、待機者は445人もいます。しかし、東京都は都内施設を増やす計画もなく、都外施設にも、都の補助をしている施設と、していない施設があるという無責任な状態です。この状態の改善を強く求めています。この質問は今回2回目。さらに3回目の質問を準備しています。
※1回目の質問は、こちら からご覧いただけます。
障害者の生活訓練事業所
オンライン支援を!
コロナ禍において、国は障害者通所施設においてオンライン出席でも報酬算定の対象にしました。その後、就労系の事業所は、コロナが5類になってからも、その対応が継続されています。しかし、生活訓練事業所は認められませんでした。ひきこもりの方など、オンライン活用により一歩を踏み出せることも多く、つながりにくい人とつながることこそ大事だと努力している事業所の声を紹介。生活訓練事業所も対象にするよう、国に求めることなどを質問しました。
【保健医療局への質問】
コロナは終わっていない
次の波に備えた対策を今こそ!
コロナは終わっていません。後遺症相談窓口をなくしてしまった東京都の姿勢を見直すことや、マスク着用などの基本的な感染防止対策の有効性を確認。次の感染の波を、何も対策もせずに迎えることのないよう強く求めました。
都立病院での行政的医療充実を
依存症への対応強化も求める
独立行政法人化(独法化)された都立病院ですが、使命である行政的医療を充実させることを求めて質問。今、大きな問題になっている、子ども・若者のギャンブル依存症(とくにオンラインカジノなど)などについても、対応強化を求めました。
※生活文化スポーツ局、教育庁での質疑については、次回でお知らせします。
【都議会の今後の予定】
<11月>
20(水) 決算特別委員会 全局質疑
26(火) 決算特別委員会 意見開陳
27(水) 厚生委員会 事務事業質疑(福祉局)
28(木) 厚生委員会 事務事業質疑・陳情審査
(保健医療局)
29(金) 厚生委員会 請願・陳情審査(福祉局)
<12月>
3(火) 第4回定例会 本会議
4(水) 決算特別委員会 表決
10(火) 本会議 代表質問
11(水) 本会議 一般質問
13(金) 厚生委員会 議案審査
16(月) 厚生委員会 決定
18(水) 本会議 討論・採決
決算時別委員会での質問
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by hara-noriko
| 2024-11-02 12:32
| 都議選
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