新市長に申し入れ、意見交換も
2014年 02月 06日
市政における当面の課題と、市政運営についての申し入れ
2014年2月5日
日本共産党東久留米市議団
景気回復や賃金などの所得をふやす政治が求められて久しい昨今ですが、依然として、市民のくらしは大変厳しい状況にあります。社会保障の切り下げがすすめられ、さらに4月からは、消費税が5%から8%に引き上げられようとしています。こうしたなか、市としては、『住民福祉の向上』という地方自治の本旨にたって、市民のくらしを守る防波堤の役割を果たすべく、努力をしていくことが求められていると考えます。市報に示された市長就任挨拶では、「夢と希望の持てる元気な東久留米」を目指したまちづくりをすすめると述べられています。一人ひとりの市民が安心して元気に暮らしていくために、以下、要望いたします。ご検討いただけますよう、お願いいたします。
市民負担を増やさないよう最大限の努力をもとめます
1、消費税増税、年金・医療・生活保護など社会保障の切り下げが進む中、市民の負担は限界です。また、非正規雇用の拡大、労働者使い捨てのブラック企業、「ワーキングプア」問題など、雇用環境も深刻です。市として、こうした状況を十分にふまえ、これ以上市民負担を増やしていくことのないよう、最大限の努力を求めます。
とりわけ、当面の問題として、3年連続で引き上げられている国保税の改定を見送り、6月から改定を予定している公共施設使用料について、検討し直すことを求めます。また、むこう2年間の後期高齢者医療の保険料も引き上げが予定されています。市として、高齢者の負担を少しでも軽減していくため、健診料の無料化にふみだすことを求めます。
補助金・手当を切り縮めてはなりません
2、行財政改革アクションプランでは、来年度から、幼稚園保護者補助金の切り下げ、ひとり親家庭住宅手当・障害者住宅手当を見直すとしています。くらしが厳しくなっているときに、長年、市民を支えている施策を一方的に切り縮めるべきではありません。検討し直すことを求めます。
くぬぎ児童館の存続を
3、2月末で「利用停止」となるくぬぎ児童館については、まず、利用している子どもたちや保護者に、利用停止後の子どもの居場所について説明し、意見をうかがう説明会をおこなうことを求めます。また、耐震補強工事をおこない、存続することを改めて求めます。
大道幼稚園跡地などの活用構想を白紙に戻してほしい
4、前市政のもとでのくぬぎ児童館、大道幼稚園跡地、下里自転車置き場の活用の構想は、いったん白紙にし、改めて、市民・議会での議論をふまえ検討し直すことを求めます。
保育園の民営化は強行しないこと
5、市長は、公立保育園の「全園民営化」について発言されていますが、現在、みなみ保育園については、引き継ぎの大事な時期に入っています。民営化は、子どもたちにとって先生方がすべて入れ替わり、環境が激変します。みなみ保育園の引き継ぎをていねいに行なうことを求めます。また、これらの経過をふまえて、民営化を強行しないことを求めます。
上の原の高齢者施設について住民説明会の開催を要求
6、上の原の高齢者施設について、多くの市民が心待ちにしています。一方で、その施設の運営を、選挙違反事件で係争中の徳洲会グループが担うことから、不安の声も寄せられています。市としては、情報収集につとめ、説明会を開催して住民の疑問に答えるなどのとりくみをおこなうことを求めます。
学校図書館司書の配置は全小学校を対象に
7、学校図書館司書の配置は、学校間の格差が生じないように、来年度から小学校全校を対象にすることを求めます。
介護サービスが後退しないよう事業所支援などの検討が必要
8、国は、介護保険制度から「要支援外し」を行ない、訪問介護と通所介護を市町村の事業に委ねようとしています。市として、介護サービスが後退しないよう、事業所への支援を含め、検討していくことが必要と考えます。あわせて、高齢者がふえているなか、地域包括支援センターを拡充することが、ますます求められていると考えます。検討を求めます。
まえさわ保育園前に駐車スペースを
9、まえさわ保育園前は、駐車禁止区域となっており、緊急時や障がい児の送迎に支障を来たしています。早急に、駐車スペースの確保を求めます。
情報公開と市民参加・対話・合意形成を大切に
10、市政運営にあたっては、情報公開と市民参加・対話・合意形成を大切にすることを求めます。
並木市長(左)に申し入れる日本共産党市議団
# by hara-noriko | 2014-02-06 19:50 | 市政報告 | Comments(0)