3つのテーマで文書質問   

昨年12月、文書質問を都に提出
答弁は2月、まず質問内容を紹介します


 昨年12月の第4回定例会の最終日に、文書質問を都に提出しました。この間、質問の趣旨を所管の課長さん方に伝えながら、意見交換をおこなっています。正式に答弁がくるのは2~3月の第1回定例会の初日になりますが、この間、みえてきたこともあります。
 私の問題意識と質問内容を紹介します。

コロナ対策
「診てもらえない」という切実な声が


 最初は、コロナ対策です。コロナは決して終わっていません。実際に、市民の方々から、障害をもった家族が発熱して、医療機関にかかりたいが診てもらえないなど、切実な声が寄せられ、質問しました。質問するとともに、その答弁を待たず、障害者の受診や入院をきちんとおこなうよう求めています。また、PCR検査を行えるようにすることや、空気清浄機設置の支援などを求めています。

特別支援学校での不登校は調査の対象になっていない
自己責任にしない不登校対策を


 ふたつめは、障害児の不登校についてです。全国の統計は、特別支援学校での不登校は対象にしていません。実際に、悩まれている方々がいらっしゃいます。東京都として、不登校対策を位置づけていますが、すべての子どもたちを対象にすべきです。実際に、どのようにサポートしているのか、退学する子どもたちはいないのか、基本的なことを質問しています。今回の質問を機に、自己責任にしない不登校対策を求めていきたいと思っています。

清瀬特別支援学校の仮設校舎
スクールバスの出入口が狭い 跡地活用に住民の声を


 みっつめは、清瀬特別支援学校の仮設校舎についてです。スクールバスの出入口が狭く、門扉にぶつかる事故がおき、門扉の位置を変える改善が急がれます。また、仮設校舎は都有地に建てられており、仮設校舎としての役割が終わったあとの跡地活用に住民の声を反映させることについて聞いています。

【私の文書質問】
昨年12月の第4回定例会で提出


新型コロナウイルス感染症対策について

 コロナ感染が再び増加傾向になるなか、障害者のグループホームなどで発熱者が増え、一時的に閉鎖せざるをえない状況が生まれました。発熱して、東京都の医療機関のリストに電話をかけても、なかなか診てもらえないという状況があり、障害児者の保護者・家族から「とても困っている」との声が寄せられました。診てもらえないまま、高熱で倒れ、救急車で運ばれた知的障害の方もいます。また、熱で休んでも、コロナかどうかの検査をしていないことも多く、発熱する人が広がるという事態もあります。
 (1)5類移行後、コロナ感染が疑われる人、発熱している人は、幅広い医療機関で診てもらえるのではないのでしょうか、確認します。
 (2)東京都のホームページでも医療機関が紹介されていますが、ある地域では、すべてに連絡したが受けてもらえなかった、との訴えもあります。幅広く受けられるように、東京都から働きかけをすべきではないでしょうか。
障害児者はハイリスク層です。しかし、障害児者を受け止めてくれる病院を探すのに、保護者や家族は大変な苦労をしています。発熱で診てくれる病院探しにでさえ苦労するという状況は放置できません。改善を求めますがいかがですか。
 (3)コロナ禍のもとでは、障害児者が、入院が必要になったときは、都立病院が大事な役割を果たしてきましたが、独法化後もその役割に変更はありませんか。
 (4)感染拡大を防止するうえで、検査で確認することが必要ですが、発熱で受診したら検査を行うとはなっていないのですか。
 (5)現在、障害者・高齢者などハイリスク層の入所施設では、職員対象のPCR検査を含めた定期的検査が実施されていますが、通所・訪問系施設は抗原定性検査のみです。感染を広げないために、PCR検査も実施できるように改善すべきと考えますがいかがですか。
 (6)通所系の障害者施設において、感染者が発生したら、利用者がPCR検査を利用できる仕組みがあるのかうかがいます。
 (7)感染症の対策は今後も必要です。福祉施設、学校などへの空気清浄機設置の支援を行うことを求めますがいかがですか。

障害児の不登校について

 「チルドレンファーストの社会の実現に向けた子供政策強化の方針2023」には、推進チームによるリーディングプロジェクトの今後の政策強化の方向が示され、そのなかに、「学齢期の育ち」が位置付けられています。不登校の子どもたちが増えている状況に立って、多様な学びの場、居場所を支援していくとあり、大変重要です。しかし、本当は学校に行きたいけれど行けない子どもたちの思いは、それだけでは救われないと思います。学校自身が子どもたちが行きたくなる学校へと変化していくことも求められていると思います。そうした視点をもちながら、不登校問題を自己責任にしないとりくみをすすめることを求めます。とりわけ、障害をもっている子どもたちのサポートは重要です。基本的なことについて、いくつかうかがいます。
 (1)不登校の子どもたちは、この10年でどのぐらいふえていますか。10年前と現時点での全国の人数と東京都の人数を、小・中・高校別にうかがいます。
 (2)そのなかでの、特別支援学級に在籍する子どもたちは何人ですか。
 (3)特別支援学級の子どもたちが不登校になったときに、安心して過ごせる場所がなく、悩んでいるケースもみられます。子どもたちをどのようにサポートしていますか。
 (4)全国の統計には、特別支援学校が入っていません。東京都は把握していますか。
 (5)都立特別支援学校での不登校の子どもたちに安心して過ごせる場所やサポートはどのようにしていますか。
 (6)都立特別支援学校高等部で不登校になった子どもに対するサポートはどのようなことをしているのですか。
 (7)2022年度に、都立特別支援学校高等部を退学した生徒は何人ですか。

都立清瀬特別支援学校の仮設校舎について

 9月から、仮設校舎での生活が始まっています。4年間、ここで過ごす子どもたちが、安心して、またのびのびと楽しい学校生活が送れるように応援していきたいと思います。
 (1)スクールバスの出入口が狭く、校舎門扉にぶつかる事故が起きています。大きな事故につながらないように、門扉の位置を変更する必要があります。改善を求めますがいかがですか。
 今後とも、子どもたち、保護者、地域住民の声を聞きながら、安全安心な環境整備をすすめていただけるよう要望いたします。
 仮設校舎はプレハブとはいっても、とてもしっかりしたものになっていて、わずか4年間で撤去されるのは惜しいという声もあります。仮設校舎としての役割を終えたあと、地域で活用することは考えられないでしょうか。
 (2)仮設校舎の契約はどのようになっていますか。
 (3)仮設校舎の建物の耐用年数はどのぐらいですか。
 (4)この地域は、駅や市役所からも離れていて、お店などもなく住民は不便さを抱えています。また、かねてから、特別養護老人ホームなどを設置することを求める声も強い地域です。仮設校舎を地域ニーズの実現のために活用できないか、うかがいます。
 (5)当該都有地は、仮設校舎の用地としての使用が終了した後の使い道は決まっているのか、うかがいます。

能登半島地震 災害救援募金を呼びかけています
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# by hara-noriko | 2024-01-18 23:30 | 東京都政 | Comments(0)

「二十歳(はたち)のつどい」に参加して   

二十歳を迎えられたみなさん おめでとうございます
清瀬市、東久留米市で「二十歳(はたち)のつどい」

 東京・清瀬市と東久留米市で「二十歳(はたち)のつどい」がおこなわれました。二十歳を迎えられたみなさん、本当におめでとうございます。7日は清瀬市の午後の部、8日は東久留米市の午前の部と午後の部に出席しました。

清瀬市では

 清瀬市では、市議会から、議長、副議長、各常任委員会委員長が来賓として参列されます。共産党市議団からは、佐々木あつ子副議長、建設環境委員長を務める香川やすのり市議が参加。
 清瀬市は、2022年度から実行委員会形式で実施されています。式の後半は、中学校のときの先生方のスライドでのスピーチと、清瀬を満喫できる特産品の大抽選会で盛り上がりました。

東久留米市では

 東久留米市では、共産党市議団は、午前は村山順次郎市議、かもしだ芳美市議、午後は永田まさ子市議、北村りゅうた市議が参列。市議会議員ほとんどが出席しています。
 式の後半は、中学校のときの先生方が来られて、会場で直接お祝いのスピーチ。そのあと、アカペラグループSoftVoiceのステージ。素敵な歌声にうっとり。

自分のやりたいことに挑戦できる社会へ

 両市とも、成人代表の方々は、立派にことばを述べていました。お疲れさまでした。
 今年は、元日に能登地震が発生し、「二十歳のつどい」を予定通り実施できなくなた地域もあります。また、ガザやウクライナの子どもや若者の困難は続いています。そういう状況を、若い人たちは敏感に感じ取っていると思います。誰もが安心して生きられる、自分のやりたいことに挑戦できる、あたりまえの社会にしていくために、力を合わせたいと強く思いました。
 頑張ったり、休んだり、人を頼ったりしながら、自分のペースで自分の人生を歩んでください。すべての二十歳のみなさんの、今とこれからを心から応援します。

東久留米市の「二十歳のつどい」
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午前の部に参加しました
(左から)かもしだ芳美市議、村山順次郎市議、原のり子
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午後の部に参加しました
(左から)永田まさ子市議、北村りゅうた市議、原のり子
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清瀬の写真がなくてすみません




# by hara-noriko | 2024-01-12 22:09 | 活動日誌 | Comments(0)

東久留米市手をつなぐ親の会 「新成人と新年を祝う会」に参加   

「新成人と新年を祝う会」に参加
主催は「東久留米市手をつなぐ親の会」


 1月6日、「東久留米市手をつなぐ親の会」が主催する「新成人と新年を祝う会」に参加しました。久しぶりの対面での会。今年、2度目の成人(40歳)を迎える方をお祝いしました。同時に、2021年から2023年に成人になられた方4名、40歳になられた方1名の方々もお祝いしました。

毎回心が洗われ
政治の原点に立たされます


 無理に感想をいわせたりせず、また、紹介されて恥ずかしくなってしまった方を引っぱり出したりせず、「親の会」らしいあたたかな進行。たくさんの仲間のなかでお祝いすることが本当に素敵だと思いました。この会に参加すると、毎回心が洗われ、政治で何を大事にすべきか、原点に立たされます。今年も頑張ろうと思います。
 私も一言、ごあいさつさせていただきました。以下、要旨です。

【私のあいさつ要旨】

元日に能登地震
すべての被災者のみなさんにお見舞い申し上げます


 新しい年になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 会長からもお話にあった通り、元日に能登地震が起き、多くの方が亡くなられています。心からご冥福をお祈り申し上げます。また、避難を余儀なくされている方々をはじめ、すべての被災者のみなさんに、こころからお見舞い申し上げます。

障害者や家族の苦労は計り知れません
できる支援を精いっぱい行いたい


 とりわけ、障害をもった方々やそのご家族のご苦労は計り知れないと思います。過去の震災でも避難所で過ごせず車で過ごしたなど、困難な状況が生まれました。本当に他人事ではない、遠く離れたこの地域からも、できる支援を精いっぱい行いたいと思います。

都は都営住宅での被災者受け入れを発表
障害をもった方々が受けれるるのかを常に確認したい


 東京都でも、都営住宅での被災者受け入れを発表しました。さらに、現地のニーズにこたえた支援がすすむよう、働きかけていきたいと思います。同時に、そうした支援を障害をもった方々が受けられるのか、ということを常にきちんと確認して推進したいと思います。

すべてのみさんが自分らしく働き
余暇も楽しむことができる環境をつくりたい


 さて、今年2度目の成人を迎えられたAさん、おめでとうございます。ご家族のみなさんもおめでとうございます。また、コロナ禍のなかで成人、2度目の成人を迎えられた方々も、本当におめでとうございます。
 福祉就労、一般就労、いろいろな働き方がありますが、すべてのみなさんが自分らしく働き、余暇も楽しむことができる、そうした環境をつくるために努力していきたい、と改めて思いました。

都議会 情報コミュニケーション条例を超党派で検討中
すべての障害者の方々の情報保障を位置づけたい


 そして、自分らしく過ごすためには、気持ちが伝わる、思っていることが大事にされることが必要です。今、都議会では、手話言語条例の成立に続き、情報コミュニケーション条例を制定しようと超党派で調査、検討をすすめています。知的障害の方々も、言葉にしなくてもたくさんの思いをもっています。そのことを聞き取ることの大事さ、すべての障害者の方々の情報保障を位置づけたいと考えています。みなさんのご意見を聞きながら、取り組んでいきたいと思います。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

「祝う会」に参加した私と共産党東久留米市議団
(左から)かもしだ芳美市議、北村りゅうた市議、
原のり子(都議)、村山順次郎市議、永田まさ子市議
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「祝う会」の案内
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# by hara-noriko | 2024-01-11 11:44 | 活動日誌 | Comments(0)

東久留米市消防団 出初式に参加しました   

東久留米市消防団の出初式
永田まさ子市議、北村りゅうた市議と一緒に参加


 1月7日、東久留米市消防団の出初式でした。共産党市議団から永田まさ子市議、北村りゅうた市議も参列。まず最初に、能登地震で亡くなられた方々に黙とうをおこないました。被災者のみなさんへの支援を急ぎ、一日も早い復興を願いながらの式となりました。

生業をもちながらの消防団活動
30年、40年と勤続されている方がいらっしゃる

 また、野村基之団長への東京都功労者表彰をはじめ、たくさんの団員が表彰を受けられました。生業をもちながらの活動はご苦労も多いことと思います。
 そうしたなかで、30年、40年と勤続してくださっている方々もいらっしゃいます。本当にありがとうございます。
 私も、一言ごあいさつさせていただきました。以下、要旨です。

【私のあいさつ要旨】

能登地震 ひとごとではありません
被災地のニーズにこたえた支援を


 新しい年がはじまりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。また、表彰を受けられたみなさん、本当におめでとうございます。
 多くのみなさんからお話がありましたが、元日に能登地震が発生し、多くの方々が亡くなられています。心からご冥福をお祈り申し上げます。また、避難を余儀なくされている方々をはじめ、被災されたすべての方々に心からお見舞い申し上げます。この地域でも揺れを感じ、本当にひとごとではないと多くの市民のみなさんも思っていらっしゃると思います。被災地のニーズにこたえた支援を行っていきたいと思います。

求められている地域の防災力、防災意識の向上
消防団 のみなさんの力がカギだと感じています


 同時に、地域の防災力、防災意識の向上がさらに求められていることを痛感します。このことをすすめるにあたり、私は、消防団のみなさんの力がカギだと感じています。なぜなら、消防団のみなさんはもっとも地域を良く知っている方たちで、だからこそ、いざというときには真っ先に現場にかけつけ、消防署とも連携しながら、市民の命を守るために活動してくださっています。心から感謝申し上げます。

消防団のみなさんがもっと活動しやすくなるよう
東京都の支援が強められるよう取り組みます

 そうしたとりくみに学びながら、地域の防災力の向上にとりくみたい、そのためにも、消防団のみなさんがもっと活動しやすくなるように、東京都の支援も強められるよう取り組んでいきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。
 最後になりますが、みなさんを支えてくださっているご家族のみなさんに感謝を申し上げ、私のごあいさつといたします。ありがとうございました。

都議会議員としてあいさつしました
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はしご消防車による「出初式」の掲示
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入場パレード
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一斉放水
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東久留米消防少年団の演技
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# by hara-noriko | 2024-01-10 11:38 | 活動日誌 | Comments(0)

東京・清瀬市で新春街頭演説   

共産党清瀬市議団が新春街頭演説
宮本徹衆院議員と私も参加


 日本共産党清瀬市議団は3日、清瀬駅前で恒例の新春の街頭演説をおこないました。宮本徹衆院議員、私・原のり子も参加して訴えました。後援会の方々が能登半島地震救援募金を呼びかけ1万3458円を寄せていただきました。
 清瀬市議団の佐々木あつ子市議、穴見れいな市議、香川やすのり市議、原田ひろみ市議、私と宮本衆院議員が能登半島地震への支援についてスピーチしました。あわせて、市議団は、新年、どういう課題にとりくんでいくか、一人ひとりが訴え。子どもの医療費無料化や学校プール廃止問題など、市政都政連携でとりくむ課題にも触れられ、いっそう力を合わせていきたいと思いました。宮本徹衆院議員は、「政治と金」問題の解決をすすめることが、みなさんの暮らしを応援する政治にしていくために不可欠であると話し、野党共闘にも力を尽くす決意を述べました。私の訴えは以下のとおりです。

【原のり子の訴え】

ガザ、ウクライナの子どもたち
一日も早く停戦を 誰も殺すな

 2024年がスタートしました。みなさん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 この年末年始、ずっと考えていたのは、ガザ、ウクライナの子どもたちのことです。たくさんの子どもたちが犠牲になっている。今も寒くて、そして怖くて震えている。この状態を本当にこのままにしてはいけないと心から思いながら年始を迎えました。「一日も早く停戦を」、そして「もう誰も殺すな」という声をみなさんとあげていきたいと思います。

沖縄・辺野古の代執行
この国には民主主義があるのか


 そしてもう一つ、この年末年始考えたことは、沖縄の問題です。沖縄のあの辺野古の代執行、これが強行されるということになり、本当にこの国には民主主義があるのか、地方自治はあるのかと、胸が痛む思いです。私も、地域のみなさんと一緒に数年前に沖縄に平和のツアーで行きましたけれども、そのときのことが本当によみがえりました。あの美しい海に、そして反対運動をずっと続けてこられている沖縄のみなさんの声を踏みにじって、この代執行が進められる。本当に許されません。「一日も早く工事は停止を」、この声を大きくあげていかなければならない、そんな思いでいっぱいのなか、この年明けを迎えました。

元日、能登で地震が
被災者のみなさんに寄り添った支援こそ


 そしてみなさんご存じの通り、元日には能登の地震が起きてしまいました。私たちもただちに救援募金を行いながら、被災者のみなさんに寄り添った対策、支援をというとりくみを強めています。楽しみにしていたお正月に、みんなが集まって過ごそうと思っていたときに、この地震に見舞われた。能登地域のみなさん、亡くなられたみなさんに心からお悔やみを申し上げるとともに、被災者のみなさんにお見舞いの気持ちを伝えたいと思います。

2日には羽田空港で大事故が
能登へ支援物資を運ぼうとしていた


 そして、昨日は羽田空港で大変な事故がありましたよね。旅客機のお客さんはみなさん無事だったということで本当に良かったんですけれども、海上保安庁の飛行機に乗っていた方は5人亡くなっている。しかもこの飛行機は、能登に支援に行こうとしていた飛行機だということでした。原因究明は今行われている真っ最中だということだと思いますけれども、亡くなられた方々に本当に心から哀悼の気持ちを表したいと思います。

改めて思うこと
人の命をいちばんに大事にする政治をつくりたい

 こういうふうに次つぎと胸の痛む出来事が起きて、みなさんも今年のお正月は本当につらいという思いでいっぱいではないでしょうか。私は改めて、人の命をいちばんに大事にする政治をみなさんと一緒に切り開く、そういう1年にどうしてもしなければならないと決意をしています。みなさんどうか、力を合わせて、平和で、命を一番に大事にする政治をご一緒につくっていきましょう。そのことを心から呼びかけたいと思います。
 この地域では、宮本徹衆院議員と、清瀬の市議団と、そして市民のみなさんと、しっかりと連携して、新しい政治を切り開いていくために全力をつくしたいと思っています。

能登半島地震
心配な感染症 対策をしっかりと

 能登の地震の問題で今心配していること、たくさんありますけれども、なによりも被災をされたみなさんに寄り添った支援、これが緊急に求められていること、同時に、感染症の対策もとても心配しています。振り返ってみると、過去の大きな地震でもインフルエンザが流行して、そしてようやく地震が落ち着いたという、その後になって、多くの方が亡くなったということが起きています。そのことを今、医師のみなさんも指摘をしています。今、インフルエンザもまだまだ猛威を振るっている。コロナも、この東京でもそうですけれども、また増えてきている。そういう状況のなかで、被災者のみなさん、避難所で本当に肩を寄せ合うようにして寒いなかいらっしゃいますけれども、このなかでもしも感染症が広がったら命にかかわりますから、この対策もしっかりと行ってもらわなければならない。災害関連死を防ぐための最大限の対策を求めたいです。

原発も心配です
きちんと情報公開を 再稼働はありえない


 そしてもう一つ心配なのは原発です。原発がたくさんあるあの地域、そして、テレビの報道を見ますと、異常はありませんということばかり強調されています。でもよくよく聞いてみると、使用済み燃料プールの水があふれていた、あるいは水位が3メートル上昇していた、そんなようなことがいくつもわかってきていて、きちんと情報を公開して、みなさんが安全に過ごせるようにすべきです。同時に、原発の再稼働はもう絶対にありえないし、廃炉にするしかないということをみなさんとご一緒に声をあげていかなければならないと思っています。

7月には東京都知事選が
本当に重要な選挙です


 さて、先ほど、佐々木さんからもお話にありました。今年は7月7日に東京都知事選挙があります。私は、本当に危機的な状況のなかで、命を守る政治を実現する、そのためにもこの都知事選挙が本当に重要になっているということを訴えたいと思います。

都民の暮らしに無関心 小池都政の特徴
9月議会と12月議会で実感したことは

 小池都政は、みなさんどのようにご覧になっていますか。テレビに出てパフォーマンスをするのが上手なので、なんかやっているのかなと思っている方もいらっしゃるかもしれません。でも私は、都民のみなさんの暮らしに無関心、これが小池都政の特徴だと思っています。それを痛感したのが、9月の議会のときに、どこの地域でもほとんど補正予算をつくって、市民のみなさんの暮らしを応援するということをやりました。ところが東京都は、1円も補正予算を組みませんでした。私たち非常に驚いて、こんなにお金のある、16兆円もの財政力がある東京都なのに、なんで補正予算を組んで都民のみなさんの暮らしを応援しないのかと追及しました。そうしたら、12月の議会になって、ようやく補正予算が組まれました。しかし、この中身は、国の交付金の範囲で行うだけであって、東京都のお金は1円も使っていないんです。私は、日本一財政力のある地方自治体なのに、都民のみなさんに本当に冷たいということを改めて実感をしました。

東京の畜産農家が都に緊急支援を要望
「東京の農業を守る」といいながら手を打たない


 その一つの例としてご紹介したいのは、清瀬市にも酪農をされている方々がいらっしゃいます。また、東久留米市にもいらっしゃるんですが、この酪農など畜産業を営んでる方々、少ない人数だけれども必死でこの農業経営を続けて、「東京牛乳」や「東京ビーフ」など、この東京の農業を支えています。この方々からも、組合からも、緊急の支援をやってほしい、補助金を補正予算で組んでほしいという声がたくさん出されていました。ところが、補正予算には1円も組まれませんでした。この酪農業、畜産業を営んでいる方々がおっしゃっているのですが、コロナ前と比べて電気代も飼料も高騰している。倍以上になっている、と。これから農業経営を続けられるかどうかは本当にわからない、とおっしゃっている方がたくさんいるんです。小池知事は、東京の農業は守りますとか、多摩地域は宝です、こういうふうにいいます。それなのに補正予算では1円も組まない。ちっとも応援しないんです。こういうところに冷たさが私は表れていると思っています。

高校の授業料無償化を進めるとしながら
朝鮮学校への補助金復活には手をつけない


 また、高校の授業料も無償化、これをすすめるということになった。これはとてもいいことなんですけれども、外国人の学校に対する東京都の補助金、ここから朝鮮学校だけ排除をして、13年も経過していますが、ここには一切手をつけない、石原都政を踏襲しているのが小池知事なんです。すべての子どもたちに教育の機会を均等に用意をする。誰もが安心して教育を受けられるようにするというのであれば、全ての子どもたちを対象に支援をすべきです。こういう冷たさのある小池都政をどうしてもみなさんと一緒に変えて、みなさんの声が届く都政にしていかなければならないと思っています。

たくさんある東京の課題
とりくみを前にすすめて政治を変えましょう


 東京都の課題、本当にたくさんあります。保健所も増設しなければならい、子どもの医療費も無料化をしていかなければならない、給食費も無償化をしていく、補聴器の補助も確実に支援をしていく、シルバーパスの改善もはかっていく、こういう問題がみなさんと一緒に運動してようやく一歩一歩すすんでいますが、今度は7月に都知事を変えて、このとりくみを大きく前に進めていきたいと思っています。そのために、私も全力をつくす決意を申し上げまして、新春の最初のごあいさつといたします。みなさん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

恒例の新春街頭演説で訴え
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宮本徹衆院議員
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佐々木あつ子市議
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穴見れいな市議
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香川やすのり市議
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原田ひろみ市議団長
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市民のみなさんと交流
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# by hara-noriko | 2024-01-04 23:56 | 活動日誌 | Comments(0)