ふと考えたこと   

 全国保育団体合同研究集会から(2)
 第42回全国保育団体合同研究集会(8月7~9日、盛岡市)の報告です。
 8日の午前は、「保育制度に今何が起きているか」と題した講座に参加しました。「子ども・子育て新システム」の問題が詳しく解明されました。
 講師の伊藤周平氏(鹿児島大学)は、講義の冒頭、高齢者の所在不明問題に触れました。「ここに、公的責任を後退させていく問題があらわれているのでは」と。安否の確認さえやらない行政の問題、それをやるだけの人手がない問題…。やがて、所在不明の子ども…などという問題も起きかねないのでは、と。会場には、どよめきが起こりました。
 話を聞きながら、ふと思い出したことがありました。
 東久留米の長寿のお祝い品は、90歳の方と100歳以上の方が対象です。昨年、「初めてもらえる」と楽しみにしていた方から、「変な本が送られてきた」と相談があったのです。それは、結婚式の引き出物でよくみる、商品のカタログでした。「こんなものをもらっても、買えないよ。値段も書いてないし」と。
 市役所の担当からすれば、好きなものを選んでもらえる、ということですが、高齢者の方にとっては、たくさんの商品から選んで申請することが「お祝い」だとは、ピンとこない。ましてや、一人暮らしの方はなおさらです。意味がわからず、あきらめてしまった方もいるのではないか…。その方は、お元気なのか…。市役所の担当者と改めて話し合ってみます。100歳以上の方の確認がとれたから、それで終わりじゃないな、と…。
 保育の問題が高齢者の話になってしまいました。次回も、合同研究集会について書いてみようと思います。


                      キアゲハの写真をいただきました
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# by hara-noriko | 2010-08-13 16:22 | 活動日誌 | Comments(0)

保育について学ぶ   

 全国保育団体合同研究集会から(1)
 8月7、8、9日は、第42回全国保育団体合同研究集会に参加しました。今年の開催地は、岩手県。会場は、盛岡市。…とても暑い! 分科会で会った関西の保育士さんは、「東北だから涼しさを期待してたのに」。たまたまタクシーで相乗りした、盛岡の保育士さんは「今年は異常…東北人は、ヘトヘトです。盛岡の保育園は、乳児クラスしかクーラーがないので、本当に大変です…」と。
 この暑さの中、全国から保育士、父母、研究者、関係者など、6191人も集まりました!
 私は今回、国が進めていこうとしている「子ども・子育て新システム」はどういうものなのか、保育の公的責任はどうなっていくのか、しっかり学びたいな、と考えて参加しました。また、後日報告します。

                      黒目川のアオサギです
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# by hara-noriko | 2010-08-10 11:46 | 活動日誌 | Comments(0)

高齢者の所在不明   

 高齢者の所在不明問題…。なんとも、せつない…考えさせられる問題です。
東久留米の100歳以上の高齢者は、41人。市の福祉保健部によると、全員確認できたそうで、まずはホッとしました。
 世界一の長寿国…ですが、高齢者の方々は幸せなのでしょうか? 安心して暮らせているのでしょうか?
 いずれ誰しも年をとります。自分も高齢者になるんだな、とちょっと想像力をもって考えていきたいです。そして、その輪を広げて後期高齢者医療制度を廃止したいですね。

          今回は、市内で撮ったツマグロヒョウモンの写真をいただきました
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# by hara-noriko | 2010-08-07 16:05 | 市政報告 | Comments(0)

馬場市長に申し入れ   

 3日、共産党市議団として、馬場市長への申し入れを行いました。6月議会でイオン問題について、計画変更はできない、イオンの中に地域スペースを入れる、と市長が発言。共産党は、市長の公約は、市民参加で計画自体を見直すことであり、それを市民が支持して当選したのだから、その立場に戻るべきだ、と求めてきました。しかし残念ながら、計画は変更しない、というのが今日の回答でした…。
 イオンの計画地は、駐車場1700台、市内小売店を飲み込んでしまう広さ、目の前は第5小学校、周りは狭い道路…。しかも、もともと巨大ショッピングセンターなど建てられない場所を、出店できるように市が土地の指定を変更して推進するのです。市長は、イオンの出店は認めるが、規制をかけると言いますが、それでは解決できないので、ここまで反対の声が大きくなってきているのです。また地域住民の方からすれば、イオンが来る来ないに関わらず、広大な土地がどのようになっていくのか、当然心配です。市長は、ここに思いをいたらせるべきです!
 私は、この問題で、もっとも被害を受ける人たちの立場に立って、計画ストップ・見直しに向け、取り組んで行こうと決意を新たにしました。

                写真は、落合川で遊ぶ子どもたちです。
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# by hara-noriko | 2010-08-04 23:35 | 市政報告 | Comments(0)

暮らしの厳しさ実感   

 7月27日に国民健康保険運営協議会がありました。医師会、歯科医師会、被保険者、被用者保険代表、議員、計10名で構成されています。このうち議員は、自民、公明、共産(私)の3名です。
 9月議会に提案する補正予算を議論しましたが…暮らしの厳しさを実感する中身でした。4月から、リストラなどで失業した方に対する国保税の負担軽減が実施されましたが、すでに216件もの申請となっています。また、全体として、所得の落ち込みが大きく国保税の歳入見込みを4000万円減額補正することになりました。他の委員からも「本当に厳しい状況だ…」と。
 30日は、無年金のため毎日、大量の新聞配達を続け、体を壊しても病院を我慢しているという方の生活相談を受けました。
 こうした実態に寄り添う政治でなければ…、とつくづく思います。

       落合川の不動橋近くで撮ったハグロトンボの写真を送っていただきました。
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# by hara-noriko | 2010-07-30 21:19 | 市政報告 | Comments(0)