小児医療の充実へ   

 「地域の小児医療を良くする会」で、多摩北部医療センターを訪ね、要請と懇談をおこないました。病院側からは、事務長と庶務課長の出席でした。
 障がい児のお母さん達からの切実な要望も出され、「レントゲン撮影を、清瀬小児病院の時のように寝たまま受けられるようにしてほしい」については、確認して検討するとの回答。
 私も市民の方々から寄せられた「緊急時に電話してもつながらない」ということについて改善を求めました。電話交換手も救急の看護師も1人しかいなかった。これを電話に出る看護師を、土日は2人にするなど改善をはじめた。電話のダイヤルインなどさらなる改善をすすめることが回答されました。
 今回よかったのは、救急にかけこんだ時、とくに小児科の場合は、医師が診察せずに帰ってもらうことはしない、来た患者は必ず診ます、と約束されたことです。今後も意見交換することを確認して散会しました。
 「良くする会」は、旧「清瀬小児病院を守る会」です。守る会は、石原都政が小児病院の廃止計画を出してすぐに結成。私も、その結成に参加し、幹事として活動してきました。
 残念ながら、小児病院は廃止になってしまいましたが、10年越しの運動は大切な成果もつくりだしてきました。その1つが多摩北部医療センターの小児科です。24時間の小児救急、小児の専門外来の設置、GCU機能(NICU=新生児集中治療=を終えた赤ちゃんの退院に備えて、準備をする治療)の実施など、切実な声が事態を動かしてきました。
 小児病院をなくさないで、との運動の原点は、子どものいのちを守る、小児医療を充実させるということ…。これからも取り組みを続けていきます。

                  多摩北部医療センターの玄関前
  「良くする会」副会長で、東久留米の共産党くらし・子育て相談室長の永田まさ子さん(左)と
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# by hara-noriko | 2010-09-05 19:48 | 活動日誌 | Comments(0)

きょうから9月議会   

 今日から、9月議会が始まります。一人1時間の一般質問(本会議質問)は、6~9日の4日間。今回、私は5番目、6日の午後3時半ごろからの予定です。
 質問の主な内容は、子ども・子育て支援、障がい福祉、事業仕分けの問題点、コミュニティーバスです。共産党市議団の糸魚川知子さんは6日の午後2時ごろ、篠原重信さんは7日の午前9時半ごろの予定です。
 市民のみなさんから、17件の請願が寄せられています。共産党は、すべてに紹介議員となり、切実な願いの実現に頑張ります。
 13日午前は総務委員会、午後は厚生委員会。14日午前は文教委員会、午後は建設委員会。15日、予算特別委員会。そして22日、本会議で採決がおこなわれます。
 ぜひ、市役所3階の議場まで傍聴にいらしてください。

                   伸びをするカルガモ(黒目川)
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# by hara-noriko | 2010-09-02 11:28 | 市政報告 | Comments(0)

八ツ場ダムをたずねて   

 群馬県の八ツ場ダム…その場所に行って体感することがとても大事だと思いました。特に、案内してくれた篠原重信市議は、ここがふるさと。水の底になってしまうのです。
 篠原さんの幼なじみが営んでいる民宿も、かつては人を3人ほど使っていましたが、今は夫婦で切り盛りし、お客さんも1組に限定しているとのこと。先の見通しが見えないまま、不安な状態に置かれているそうです。
 水の上になる高いところへ車でのぼると、街がつくられています。お墓も移されていました。この街のために、大きなトンネルも掘られています。
 今度はもう一度下に下りて、水面上に架かる巨大な橋を見上げてみます。ぞっとする深さです。そこに人々のくらしを飲み込んでしまうのです。1日も早く、ダム事業の中止と地元の生活再建の保障を!と願わずにはいられません。
 これまでに、東久留米市議会でも篠原さんの提案などで意見書を提出してきました。引き続き、できることをしていきたいです。

                       モンシロチョウです
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# by hara-noriko | 2010-08-30 13:55 | 活動日誌 | Comments(0)

ふと思いかえしたこと   

 8月22~24日、共産党の全都地方議員研修会でした。都議、区市町村議員を中心に、285名が参加し、学びあいました。
 議員になってから出産したが保育園に入れず、赤ちゃん連れで議会へ行き、知り合いの人に別室でみてもらいながら、議会をのりきった、という1期目の議員。街頭演説をしていると、「うちでお茶飲みながらしゃべっていけ」と声がかかる島の議員。…それぞれがそれぞれの場所で、取り組んでいることにジーンときます。
 私も、11年の議員としての活動を、ふと思いかえしました。初めての議会で時間が延びて、途中で休憩をとってもらい、近所の方に電話して保育園に子ども達を迎えに行ってもらったこと。初めての農業委員会で「素人に出てきてもらっても困る」と言われてしまい、意を決して「素人ですが、消費者の一人としても、市民としても東久留米の農業が大事と思っているので、勉強しながら頑張ります。よろしくお願いします」と発言。何人もの方が、そっと「頑張って」と声をかけてくださったこと…など、たくさんの出会いとたくさんの支えがありました。
 市民の皆さんと共に考え、共に歩んでいく姿勢で、これからも努力していかなければ、とあらためて思いました。
 研修会の帰りに、八ツ場ダムの視察をしました。このことは、また後日、書きたいと思います。

                   オイカワをとったゴイサギ(黒目川)
ふと思いかえしたこと_b0190576_14452634.jpg

# by hara-noriko | 2010-08-25 14:34 | 活動日誌 | Comments(0)

乱暴な幼保一元化ではなく   

乱暴な幼保一元化ではなく_b0190576_19505083.jpg 全国保育団体合同研究集会から(4)
  乱暴な幼保一体化でなく、どの子にも保障すべき保育はどういうものなのか…。そこを考えたいと思い、「乳幼児の知的な学びと保育・子育て」という講座にも参加しました。
 講師の鈴木佐喜子先生(東洋大学)は、日本では、幼稚園は教育、保育園は託児、という考え方が広くあるが、国際的な動向は、ケアと教育を結びつけた保育の重要性が指摘される状況になってきていること、乳幼児期の生活を豊かにすることこそ教育である、という保育観が広がってきていること、が指摘されました。
 私は、これは、東久留米の保育で大切にされてきていることだな、と思って聞きました。乱暴な幼保一元化ではなく_b0190576_200387.jpg
 この良さをこれからも大切にしてほしい、そして、乳幼児期の生活を十分に保障することが、そのあとの学びの土台になっていくということを伝えていってほしい…と思いました。
 東久留米の保育園待機児は、150人。一人ひとりの発達を保障しながら、待機を解消するには、保育園増設を柱にすべきです。国は、そのための補助こそ充実し、公的責任を果たすべきです。乱暴な幼保一体化、新システムは強行せず、撤回を求めたいと強く思いました。

# by hara-noriko | 2010-08-21 19:53 | 活動日誌 | Comments(0)