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公立保育園存続へ たたかいはこれから   

しんかわ保育園廃止条例 可決されたが
反対5人 継続1人 退席1人
 9月26日は、東京・東久留米市議会の最終本会議でした。
 しんかわ保育園廃止条例がどうなるのか、心配していました。残念ながら、廃止条例は可決したと…。しかし、聞いたところ、反対は共産党4人と市民自治1人、久留米ハートネット1人が継続審査を求め、未来政策3人のなかの1人(立憲民主)が退席。
 現在議長をのぞくと19人の市議。自民公明で10人。当初は、共産党の4人と市民自治の1人が反対するだけとみられていたのが、継続審査や退席という形で、このまま可決することに賛成しない議員が複数出たことはとても重要です。
 (しんかわ保育園廃止条例=来年度のゼロ歳児の募集を停止、毎年1歳ずつ募集停止して、2023年度は年長さんだけの保育になり、年度末に保育園廃止、というもの)

保護者の道理ある訴えが事態を動かしている
 保護者のみなさんの道理ある訴え、運動が事態を動かしています。さらに、この条例を通しただけでは、0歳児の募集を停止することは本来できない、と広島大学田村和之名誉教授が指摘。その「所見」をしんかわ保育園の保護者のみなさんは、市長と市議会議員に提出しています。市議会の9月議会は終わり、条例は通りましたが、まだまだこれからです。

募集停止は許されない
 市民の声を聞かず、子ども子育て会議での議論も認めず、委員が意見を言っても市の計画を変えることはない、とシャットアウトしてきた。障害児保育など、しんかわ保育園が担っている保育の担保もない。だんだんと人数が減る保育のなかで、異年齢保育も成り立たなくなるが、卒園は保障するのだからいいだろう、という計画。子どもの保育を受ける権利を大事にする、最善の利益を保障する、という姿勢が感じられない。
 しかも、待機児は解消されていない。そして、さらなる違法性。…このまま、粛々と0歳児の募集停止を進めることは許されません。

みんなで考え、押し返そう
 市の計画は、しんかわ保育園だけでなく、最終的には公立保育園を全廃するというものです。安心して子どもを育てられる環境を守るために、みんなで考え、押し返していきたい、と切に思います。


【関連情報】
公立保育園存続プロジェクト@東久留米しんかわ さらなる違法性、市長提案の廃園条例では「0歳児の受け入れ停止」はできない

共産党・村山順次郎市議公式サイト 障害児保育の代替策なし 市民意見の反映なし しんかわ保育園定員削減・廃園条例が可決


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by hara-noriko | 2018-09-27 10:10 | 市政報告 | Comments(0)

都政に挑む 私の決意(3)「都政の壁」を破る   

 東京・東久留米市で開かれた「国政・都政報告会」。私のスピーチの3回目です。改めて自己紹介をしながら、都政に挑む思いを聞いていただきました。

東久留米市議18年の原点
 きょう、初めて、私の話を聞いてくださる方もいらっしゃるかもしれません。少し自己紹介します。
 私は現在、東久留米市で共産党の市議会議員として活動しています。5期18年目です。
 市議会議員として最初に当選したときは、娘たちは5歳、3歳、1歳で、全員保育園児でした。それまでは、共産党の職員として千代田地区委員会で仕事をしていました。子育て世代の人を市議候補にとうことで、たまたま東久留米に住んでいたことから私に話がありました。
 よりよい政治、社会に変えていくための仕事をしたいと思い、共産党の職員になりましたが、議員はとてもタイプではないと思い、お断りしました。半年間、断り続けました。しかし、よりよい政治、社会に変えていきたい、そのためにできることをやっていきたいという私なりの原点に立てば、議員という仕事はそのために欠かせない役割です。自分にできるのかどうか不安もありましたが、挑戦する決意を固めました。

「市民が政治を動かしている」が私の確信
 市議会議員になってみてわかったのは、市議というのはとても地道な仕事であり、自分が前面にでるのはちょっと…と思っていましたが、主役はあくまで住民のみなさん。議員は、みなさんの声をよく聞き、学びながら代弁していく、みなさんの願い実現へ一緒にとりくむ存在だとわかり、だんだんと肩の力はとれていきました。どんな問題でも、市民のみなさんが政治を動かしている。これが18年間の私の確信であり、みなさんととりくんできたことがかけがえのない宝物です。

都政への挑戦を決意したのは…
 そういう思いで仕事をしていて、都政への挑戦を決めるときも、やはり悩みました。それは、市議会議員として市民のみなさんと一緒にとりくんでいる大事な問題がいくつもあり、それをいい加減にできないという思いでした。悩みに悩んでそれでも決意したのは、市民のみなさんの暮らし・福祉・教育を守っていくためにも都政を変えなければならない、みなさんととりくんできたことを大事にするためにも、「都政の壁」を破っていく必要があると考えたからです。

市の公立保育園廃止計画 背景に都の悪政がある
 「都政の壁」はたくさんありますが、きょうは公立保育園の問題を紹介します。いま東久留米では待機児がいっぱいいるのに、市は公立保育園をぜんぶなくそうという計画を立てています。保育行政はすべて民間に丸投げしていく、という方向です。お隣の清瀬市でも、2つの公立保育園が廃止されています。さらにいま、第6保育園というところが廃止対象として名前があがっています。
 東久留米市長、清瀬市長の姿勢が問題だというのはもちろんですが、その背景に国や東京都の政治の悪さがあることを私は指摘したいと思います。

国の悪政にのっかって公立保育園運営費への独自補助を廃止
 公立保育園の運営に対するお金を国は一般財源化してしまいました。「公立保育園のために」といって出していたお金を、何にでも使っていいお金にしてしまい、公立保育園のためのお金を見えなくしてしまったんです。
 東京都は国の方針にのっかって、都が出していた公立保育園に対する独自補助をゼロ円にしてしまいました。東久留米市でいえば6600万円くらいでしたが、廃止されました。
 いまある認可保育園をきちんと維持しながら待機児解消をすすめる。そのためにも都の補助を復活させることがどうしても必要だと思っています。

都議団の代表質問の続きを私にやらせていただきたい
 東久留米市の並木市長が3月議会で施政方針演説をしました。そのなかで、都が独自補助をなくしたことを公立保育園廃止の1つの大きな理由にしました。しかし、独自補助の復活を都に求めることはしません、と答弁しています。この姿勢は問題ですね。
 私は東京都とも何回か、直接交渉してきました。そして2月の都議会で、「公立保育園の運営費の独自補助の復活を」と共産党都議団が代表質問で取り上げてくれました。残念ながら知事の答弁がないので、この続きを都政の場で私にやらせていただきたいと思っています。
 こうした「都政の壁」を突破して、市民のみなさんの暮らし・福祉・教育を守っていく。全力をあげます。


市民のみなさんといっしょに政治を変えたい
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たくさんの方に参加していただきました
舞台右は宮本徹衆院議員

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by hara-noriko | 2017-04-11 21:53 | 東京都政 | Comments(0)

本会議討論から(2)公立保育園の民間化計画撤回などを求める請願に賛成   

 12月議会最終本会議で日本共産党を代表して討論に立ちました。その内容を順次紹介しています。2回目は、公立保育園の民間化計画を撤回すること、公立保育園を存続すること、公立保育園全園廃園計画を見直すこと、実施計画見直しに当たって市民の意見を聞く場を設けること―を求める請願に賛成する討論です。

 私は、日本共産党市議団を代表して、
28請願第39号 公立保育園の民間化計画の撤回及び存続を求める請願、
同第40号 公立保育園の存続を求める請願、
同第47号 公立保育園の存続を求める請願、
同第48号 他自治体でも例のない公立保育園全園廃園計画の見直しを求める請願、
同第49号 東久留米市保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画を見直すに当たって、市民の意見を聞き懇談できる場を設けることを求める請願、
以上、5つの請願について採択すべきとの立場で討論を行います。

市民の声をいっさい聞かず
 市は3月に、いっさい市民の声を聞くこともなく、保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画を策定し、発表しました。その後も市民に説明することもいっさいありません。そうしたなか、9月に、実施計画で位置付けられていた来年4月に開設する予定だった、本町の保育園が地主さんの都合により中止となりました。あわせて、しんかわ保育園の廃止時期も1年繰り下げることとなりました。そのため、実施計画は3月までに見直すとされています。
実施計画見直しに当たって市民の声を聞くのは当たり前
 28請願第49号では、実施計画を見直すに当たって、市民の意見を聞き懇談できる場をもうけてください、と求めています。これは至極当然のことと考えます。ところが市長は、何度質問しても、市民参加での見直しは否定。子ども子育て支援事業計画策定の際に、パブリックコメントなども実施しており、実施計画はその計画の具体化なので必要ない、との立場です。
公立保育園全廃計画は、子ども子育て支援事業計画具体化の範囲を超えている
 しかし、子ども子育て支援事業計画策定時は、公立保育園全園民間化は予定されていません。ということは、実施計画は、単に子ども子育て支援事業計画の具体化という範囲を超えているのです。これ自体が本来問題です。少なくとも、実施計画について市民の意見を聞きながら見直しをするというのは、行政として当然です。それすら行わないということは考えられません。
民間化への賛否にかかわらず一致して採択されるべきもの
 この請願は、市民の声を聞きながらすすめる市政運営の当たり前の姿勢を求めているものであり、民間化への賛否にかかわらず一致して採択されるべきものと強く訴えます。
保育実施計画のさまざまなほころび 4点を指摘
 さて、保育実施計画は、さまざまなほころびがあることが明らかになっています。他の委員からも、民間化の定義について不正確であることなどが指摘されました。私は市民参加が全くないということとともに4点指摘しました。
(1)公立保育園そのものの評価が抜け落ちている
 1つは、公立保育園を民間化、つまり廃止するとしながら、肝心の公立保育園そのもの対する評価が抜け落ちている点です。あたかも、民間でなければサービスの充実ができないかのように読み取れます。実際には、たとえば年末保育についても公立保育園で実施しています。
(2)都の独自補助がなくなったなどの財政の問題と市の姿勢
 2つめに、財政問題です。公立保育園の運営に対し、以前は国からも東京都からも補助が出ていました。それが、国は一般財源化して保育につかうかどうかは、自治体の判断によるものとなり、東京都は補助そのものを廃止しました。この東京都の補助は、平成16年度(2004年度)には6500万円余り市に対し支出されていましたが、皆減されました。
 保育実施計画には、公立保育園が存続する間は、責任をもって運営していくことが記述されています。また、他の議員の一般質問に対し、国や東京都からの補助が減ってきたことが民間活力導入の大きな動機になっていると答弁しています。たとえ市長が公設公営の保育園をすべて廃止するという考えであっても、現在ある認可保育園に対する支援を、公立保育園を除外することなく公平に行うよう、国・都に要請することは当然のことであるにもかかわらずそれはしないといいます。これは大きな矛盾であり、市長は、財政などを理由にしていますが、実際は、公設公営園を廃止することそのものが目的なのではないでしょうか。
(3)都有地活用による保育園計画(中央町)は、全く動きがない
 3つめに、再来年度からスタートすると位置付けている中央町の都有地活用による保育園計画は、全く動きがないことです。保育園の待機児解消が確実に進むのか、大変不安な状況です。
(4)市立しんかわ保育園の父母から抗議の声
 4つめに、保育実施計画に位置付けられたしんかわ保育園の廃止についてです。保育所入所のしおりに、廃止「予定」と明記されていますが、あたかも決定事項のようにとれる記述について、保護者から厳重な抗議がありました。
 しかも、抗議したあとも、子育て支援課に問い合わせた保護者から、決まっています、と言われた、入園を認めてもらわないといけないから、強くは言えなかったが、不安です、との声が寄せられています。
 それについて、職員への確認と徹底をするとの答弁がありました。そうした対応について、文書でお詫びも含め、保護者へ出すべきであること、同時に、市民にもそのことを周知すべきと指摘します。

公立保育園が果たしている役割にしっかり向き合ってほしい

 さて、28請願第39号、40号、47号、48号では、改めて、公立保育園の存続の意義に触れています。あわせて、市民の声をきちんと聞かずに、公立保育園をなくそうとしていることに、問題があることを指摘しています。一度真剣に公立保育園が果たしてきている役割に向き合ってください。そのことをふまえたうえで、実施計画の見直しを市民参加で行ってください。
 市長は、まちづくりのなかで子どもと子育てを支援することを位置付けていると述べているのですから、市民参加を位置付けるのは当然です。このまま、3月議会まで市民の声、また、子ども子育て会議の意見も聞かないまま、実施計画が見直されるということは認められない、と強く指摘し、討論といたします。

 (請願39・40・47・48の各号は、不採択に。賛成は共産・市民自治フォーラム・社民の3会派。反対は自民・公明・民進・民・久留米ハートネットの4会派)
 (請願49号も不採択に。賛成は共産・市民自治フォーラム・社民・久留米ハートネットの4会派。反対は自民・公明・民進の3会派)

コゲラ(日本でいちばん小さなキツツキ)
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by hara-noriko | 2016-12-26 22:28 | 市政報告 | Comments(0)

「ハコモノ」じゃないよ。「タカラモノ」   

しんかわ保育園の保護者がつくったチラシ
 今日(6月17日)、市役所に行って議員ポストを開けたら、しんかわ保育園の保護者の方々からのお手紙が。全議員に配布してくださったようです。心のこもったお手紙…そして1枚めくると、このチラシ(下の写真)が。ポスターをA4判にしたもの。心をつかまれました。
 《「ハコモノ」じゃないよ。「タカラモノ」。》…本当にそうです。このひとことに、公立保育園を廃止してはいけない意味合いが見事に表現されていて…本当に胸があつくなりました。デザインもすばらしくて。保護者のみなさんは本当にすごい…。
 来週の市議会厚生委員会に向けて、準備をすすめます。厚生委員会は、21日(火)の午後1時からです。(なお、午前中に予定されていた文教委員会は、議案・請願ともに付託される案件がなかったため、開かれません)

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by hara-noriko | 2016-06-17 23:34 | 市政報告 | Comments(0)

公立保育園廃止計画に意見相次ぐ   

子ども子育て会議を傍聴
 3月29日、子ども子育て会議を傍聴しました。傍聴者のうち、議員は、小山議員、間宮議員、そして私。議題の「その他」として、「東久留米市保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画」の説明があり、質疑応答がありました。とても大事な意見が、たくさん出されました。
こんな意見が
 「なぜ全公立保育園の民間化なのか?」
 「これまでの民営化の検証もしていないのでは?」
 「検証しないで、どうやって保育の維持・向上ができるのか?」
 「保護者や市民の声はどこにも聞いてもらえないのか?それなのに、なぜ保育の向上になるのかわからない」
 「なぜ、案として提示されないのか?」
 「子ども子育て支援事業計画の具体化というのに、なぜ、策定にかかわったわれわれに何も話がないのか? もうこれは決まったことなのか?」
 「しんかわ保育園の廃止計画を知っていたら、入園しなかったという声もある。保護者への配慮がない」
 「さいわい民営化としんかわ廃止での財政効果まで議会で発言があった。配慮がない」
 「財政面での公私の比較があるが、ここに人件費が含まれていることをきちんとみるべき」
 「駅周辺の保育施設をふやすことが強調されているが、園庭がなく、公園などを利用しているところが多い。保護者の利便性だけでなく、子どもの育ちにもう少し視点がほしい」
 「公立保育園に国が補助を出さないので、良い悪いは別としてこういう計画が出てきているのでは?」
 「公立と私立がそれぞれ果たしてきている役割をきちんとまとめ、今後どうするのか示すべき。それもなくて民間化、というのはいかがか」
 などなど…。

市民の声を聞かずに決めるのは大問題です
 どの意見も本当に重要です。しかし、あくまで市としては、決まった計画の報告…。会長からも、「報告のしっぱなしでなく、この会議で出た意見を伝えていただきたい」との発言がありました。
 私は、やはり保育のあり方を検討する懇談会などを設置して、きちんと調査・研究していくことが必要だと思いました。とにかく、こんな重要なことを庁内で決めてしまい、市民の声を聞かない、ということが問題です。今日のみなさんのご意見を受け、市がどのように対応していくのか、注目されます。

桜咲く黒目川遊歩道
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by hara-noriko | 2016-04-01 00:06 | Comments(0)

公立保育園の存続を求める請願に賛成   

 日本共産党市議団を代表して、28請願第5号「公立保育園の存続を求める請願」、ならびに、28請願第10号「公立保育園をこれ以上減らさないことを求める請願」は、採択すべきとの立場から討論を行いました。
請願の趣旨は
 今議会直前、「東久留米市保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画」が発表されました。そのため、請願では実施計画については言及されていません。しかし、公立保育園存続の必要性について訴えている中身は、そのまま、公立保育園民間化という名の公立保育園廃止に対する反論となっているといえます。請願第5号の請願項目は、「さいわい保育園民営化後、公設公営の保育園は市内でたったの5園となってしまいます。これ以上、長年培われて地域に根付いた伝統ある公立保育園を民営化や廃園をしないでください」とのべています。請願第10号は、「公立保育園をこれ以上減らさないことを求めます」とあります。その点をふまえ、見解を述べます。
公立保育園廃止計画の危うさ
 この実施計画は、1ページで述べられているように、「平成29年度末までに向けた待機児童解消策を計画的に進めるとともに、施設の老朽化が進んでいる市立保育園の当面の方向性を示す」とある通り、2つの柱になっています。待機児解消は喫緊の課題であり、一日も早い解決が求められています。その点において、2年間で312名の待機児解消策を示したことについて、否定するものではもちろんありません。しかし、この内容をみると、確実に進むのかどうか、不確定要素も大きいことがわかります。
 さいわい保育園民営化でも、応募してきた事業者は2つの法人だけでした。その前のみなみ保育園でも、応募してきた法人に問題があり対象から外さざるをえなくなったり、1位で選定された法人が辞退したりと問題が続出しました。果たして今後、民間保育園が参入するとしても、良質な事業者がどれだけ手をあげられるのか、予測がつきません。また、保育士不足が深刻になっているなか、保育園としての運営ができなくなっているケースも出てきており、社会問題化しています。
 このような状況であるにもかかわらず、この計画が進めば、104名のしんかわ保育園を廃止しても大丈夫だと判断して、廃止を打ち出したこと、そしてしんかわだけではなくすべての公立保育園を廃止するとしたことに大きな問題があります。
潜在的な待機児についての考慮がない
 第一に、潜在的な待機児がさらにいることについての考慮がありません。今後の推移がどうなるかわからないのに、先に公立保育園廃止を決めてしまうというのは問題です。
保育の質が軽視され、公立保育園の役割について評価・検証がない
 第二に、保育の質の担保が軽んじられています。待機児解消は、安心して預けられる保育園を増やす、ということでなければなりません。そのためには、今ある公立保育園含め認可保育園を維持・運営していくことを軸にすべきです。
 保育の質とも重なりますが、東久留米の公立保育園が果たしている役割についての評価・検証が全くないまま提案されています。公立保育園を中心とした、障害児保育審査会の役割は今後ますます重要です。手立てがとくに必要だと判断した子どもへの保育が集団的・専門的に検討されています。一方で、私立ではどのような対応を各園が行なっているか、これから把握するといいます。こうしたことも明確になっていないのに、公立保育園廃止をうちだし、さらに、私立保育園への新たな補助を検討するというのは大きな疑問です。
安定的に運営できるのか
 第三に、財政効率が最優先になっています。つまり、老朽化している公立保育園を建て替えなくてもすむように、市全体の保育を民間化していき、数合わせで公立を廃止していくということです。公立にはお金がかかっていることをよく問題にされますが、もとはといえば、国が公立保育園に対する負担を一般財源化したり、東京都は都負担を廃止するなど、公立保育園に対する補助を削ってきています。そのため、自治体がその分をカバーせざるをえなくなっています。
 さらに、公立と民間では人件費が大きく異なります。公立では、保育士の勤続年数が18.8年、公設民営では9.6年、私立は8.7年です。これは、公立が安定的に保育を提供できることを表しているといえます。安定的に運営できる公立保育園を市内の要所要所に配置されていることが、保育全体の質を後退させないためにどうしても必要です。
 同時に、この勤続年数の差は、民間保育園においては、保育士が定着しにくいという課題もあることがわかります。そこには、今、社会問題化している保育士の給与の低さがあると思われます。国家資格でもあり、高い専門性が求められる仕事であるにもかかわらず、保育士の平均給与は21万6000円という低さです。経営が厳しく給与を上げることができない、と保育園を運営している法人などからも悲鳴があがっています。国会では、野党5党で保育士の処遇改善について議員提案を提出しています。
公立保育園の維持・拡充をしながら、待機児解消策を進めるべきです
 子どもの貧困問題、児童虐待問題など深刻な問題が多くあるなか、セーフティーネット機能を果たす公立保育園の維持・拡充をしながら、待機児解消策を進めるべきと考え、公立保育園民間化計画は白紙にし、保育のあり方については市民参加の懇談会をつくり協議をしていくことを求めます。
しんかわ保育園廃止計画は白紙に戻すことを求める
 次に、しんかわ保育園にかかわって3点意見を述べます。
ひとつは、今議会、ずっと指摘し続けて来た、行政の手続き問題です。入園申し込み時点では、廃止することになっていないが、入園後に廃止する園だということになっている、虚偽の説明を行ったということにならないのか、行政として問題はないか、という問題は何も解決していません。
 二つめは、しんかわ保育園の地盤沈下問題です。老朽化を最大の理由にして廃止しようというのに、専門的な調査もないままというのはまったく納得できません。保護者・市民の不安ばかりが大きくなります。早急に調査すべきであり、少なくともその間、廃止計画はストップすべきです。
 三つめは、40年の歴史をもち、地域に根差し、地域の子育て支援の拠点になっている点です。東久留米の保育園は、公立私立にかかわらず、地域活動事業や園庭開放などに積極的にとりくんでいます。しんかわ保育園もそのひとつです。とくに、園庭やプールのない認可外保育園などの子どもたちの大切な場所にもなっていたり、地域の親子連れが安心して遊びに来る場所になっています。園児と交流したり、保育士さんに相談することもできます。そういう場所を減らしてはいけないいのではないでしょうか。
 しんかわ保育園の廃止計画は白紙に戻すことを強く求めます。
まえさわ保育園の給食調理業務委託に反対
 最後に、まえさわ保育園の給食調理業務委託問題です。突然の決定、そして今年の10月から実施ということで保護者に不安が広がっています。赤ちゃんから在籍している保育園での給食は命にかかわります。アレルギー対応が必要な保護者は、「直営の給食で、調理員さんが子どものことをよくわかっているなかでていねいに対応してくれている。この関係が変わってしまうことはとても不安」という声もあがっています。本来、保育園の給食は委託すべきではないと考え、共産党市議団は反対します。保護者からは、賛成か反対かよりも、時間をかけてきちんと話し合いや検討をさせてほしいとの声があがっています。当然です。まず、この声に応えてていねいに対応することを強く求めます。

 以上の意見を述べ、両請願の採択を主張します。

採決の結果は、不採択。
両請願とも、【賛成】共産・市民自治・社民
      【反対】自民・公明・民主・久留米・維新

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by hara-noriko | 2016-03-31 23:55 | 市政報告 | Comments(0)

保育園関連の請願 6件すべて不採択に   

 16日、厚生委員会。傍聴席はいっぱいで、椅子を追加。赤ちゃんや子ども連れのお母さんたちも。中に入れず、別室で、音声だけ聴く人たちも。重要案件ばかりの委員会だったので、順次報告していきたいと思います。まず、保育園の請願について報告します。保育園関連の請願は6件。すべてが不採択でした。
 「さいわい保育園在園児の他公立園への転園希望を保障することを求める請願」(反対…自・公・民・久、賛成…共)
 「子どもへの激変緩和に配慮し、保護者の意見を最大限取り入れた現さいわい保育園の保育を継承するための的確な引き継ぎが行われることを求める請願」(反対…自・公・民、賛成…久・共)
保護者は当たり前のことを求めているのに
 なぜ?…合意のないまま強行されているさいわい保育園民営化ですが、事業者が選定されたもとで、保護者のみなさんは子どもたちを守るために、最低限配慮してほしいことを求めています。保育の継承は、公募要綱でも明記されており、それにそって事業者は応募してきて選定されています。ただそのことにたって的確な引き継ぎを、と当たり前のことを求めているのに…。このような請願まで不採択にしてしまうというのは、本当にありえない…。
なぜ、説明会まで否定?
 「保育料・学童保育利用料の改定に関して、市民・保護者に説明を求める請願」(反対…自・公・民、賛成…久・共)も、また不採択。なぜ、説明会まで否定するのか?
 「公立保育園の存続を求める請願」(反対…自・公・民・久、賛成…共)
 「待機児童を解消するために認可保育園の増設を求める請願」(継続審査…民、反対…自・公・久、賛成…共)
 「公立保育園をこれ以上減らさないことを求める請願」(反対…自・公・民・久、賛成…共)

公立保育園全園廃止の方針について質問
 公立保育園全園廃止の方針について、一般質問に引き続き質問しました。くわしくは、またお知らせしますが、17日付「しんぶん赤旗」の社会面に大きく掲載されています。ぜひ、お読みください。予算特別委員会でも、引き続き質問し、この計画の白紙撤回を求めていきます。
*なお、記事で「六つの公立保育園を廃止する」という部分は、正しくは「五つの公立保育園」です。今、六つの公立保育園があるのですが、そのうちのひとつ、さいわい保育園は現在民営化が進められていて、そのほかの五つの公立園が「廃止」対象です。(ネット版の記事では直っています)

市議会厚生委員会 会派名と委員名は以下のとおりです。(敬称略)
委員長   小山(自民クラブ)
副委員長  三浦(公明党)
委員    島崎孝(自民)、富田(市議会民主党)、
      宮川(久留米ハートネット)、原のり子(日本共産党)

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by hara-noriko | 2016-03-17 23:26 | 市政報告 | Comments(0)

一般質問 しんかわ保育園廃止計画に疑問の声   

黙祷捧げる
 市議会本会議。東京大空襲がおきた10日には、午後1時に黙とう。東日本大震災・福島原発事故のおきた11日は、午後1時にシェイクアウト訓練(いっせい防災行動訓練)をおこない、地震が発生した2時46分には、質問を中断して黙とうを捧げました。改めて、両日とも決して忘れてはならない、風化させてはいけない、と強く思いました。できることを精いっぱいやっていきたいです。
市は、しんかわ廃止で5000万円の財政効果と
 さて11日、全議員の一般質問が終わりました。これで、各会派、各議員の問題意識や今後の議論の方向性がみえました。
 しんかわ保育園の廃止計画については、桜木議員、間宮議員、白石議員からも強い疑問の声が出され、問題点が指摘されました。
 その一方、与党会派の議員の質問に対し、「平成29年度(2017年度)末までの待機児解消を具体的に示した。2億円の経常経費が発生するが、さいわいの民営化としんかわの閉園で、2億5000万円の削減ができ、差し引き、5000万円の財政効果がある」と市が答弁しました。
保護者に説明もしていないのに
 あくまで、理論値です、と断りながらでしたが、一方的に出した実施計画を、市が直接しんかわの保護者に説明もしていない段階で、なくなれば財政効果が出るということを堂々と議会で答える…。聞いていて、本当に胸が痛みました。また、「312名の待機児解消をすれば、しんかわの104名分を差し引いて208名になる」から大丈夫だという趣旨の答弁も…。
 不正確になるといけないので、ぜひ、後日アップされるインターネット録画放映をごらんください。
 ちなみに、今回の保育園実施計画について、一般質問でとりあげた議員は以下の通りです。宮川議員、島崎孝議員、桜木議員、間宮議員、白石議員、原のり子、佐藤議員、阿部議員。

梅にメジロ(東久留米市内)
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by hara-noriko | 2016-03-11 23:25 | 市政報告 | Comments(0)

公立保育園「民間化」計画の撤回を求める   

共産党市議4人が一般質問
 3月10日、共産党市議団4人とも本会議で一般質問を行いました。傍聴に来てくださったみなさん、ありがとうございました。休憩中に、傍聴席から、かわいい赤ちゃんの声が聞こえました! とてもあたたかいうれしい気持ちになります。
 私は2項目で質問しました。ひとつは、市長がうちだした、公立保育園全園「民間化」(廃止)計画について。もうひとつは、障害福祉計画の推進について。今日は、保育園問題について、若干報告します。
「民間化」 内容にも手続きにも問題あり
 私は、公立保育園全園民間化(廃止)計画の撤回を求めました。内容の問題とともに、行政の手続きにも問題があるのです。
 『保育施設入所のしおり』には、保育園民営化について説明があり、市は民営化方針だが、民営化する場合には引き継ぎがあり、公立園の良さを生かすと記述されています。そのしおりを読んで申し込みをし、入園が決まったら、公立保育園は廃止するという方針に変わっている…。
しんかわ保育園の場合は
 対象園にあげられたしんかわ保育園は、2018年度(平成30年度)から募集を減らしていって、最後は年長児だけになって、その子どもたちが卒園したら閉園となる…。来年度の0~3歳児は、だんだんと人数が減る保育園で過ごすことになります。東久留米の保育の大きな特徴は、異年齢保育なのに。事前の説明と違うことが行われるということ…果たして行政の仕事として問題はないのでしょうか。説明と違うので保育園を変えたいと保護者にいわれたら? 市長にどんなに聞いても、手続き上問題があるとの認識は見られませんでした。
廃止先にありきのやり方
 また、老朽化でしんかわ保育園を廃止するというけれど、報告書にある「地盤沈下」についてどのぐらいの危険度があるのか、専門的な調査をしたのか聞いたところ、していない。きちんと調査をして対応をすべきだと求めたところ、検討する旨の答弁がありました。要するに、そのような調査もないまま、廃止のスケジュールを決めてしまっているということです。子どもの安全を一番に考えないといけないのに、廃止先にありきになっているのではないか…。
絆を断ちきっていいのか
 市長は、市民のなかでの「絆づくり」を主張し、市民の日を提案したり、市民みんなのまつりの活性化に力をいれています。私は、40年の歴史のなかで培われたしんかわ保育園の絆を断ちきっていいのか、と市長に聞きました。答弁がよく書きとれなかったのですが、私は、「しんかわ保育園もそうだが、市民はそれぞれの場で人とつながり、絆をつくっている、そのことを応援するのが市政の仕事では?」と意見を述べました。
公立保育園は子育て支援の拠点です
 私は今回、子育て支援と保育行政とタイトルをつけました。それは、地域の保育園は子育て支援のひとつの拠点だからです。しんかわ保育園も地域活動事業や園庭開放を積極的に展開しています。近くの親子連れや、園庭のない保育施設の子どもたちが訪れているそうです。それを簡単になくそうという提案は本当に信じられません、
市の見通しは妥当なのか?
 市の出した「実施計画」は、待機児を2017年度(平成29年度)末までに解消するということと、公立保育園を廃止していくこと、の2つの柱です。今、保育園待機児の問題は、深刻さを増しています。国会でも大きな議論となっています。
 市の発想は、民間で進出したい保育園などにより定員数をふやし、待機児解消をすすめていく。その結果、人口が減ることも見込んで、公立保育園は廃止する、ということです。果たしてその見通しは妥当なのか? そして、児童虐待や貧困問題などが深刻ななか、公立保育園を維持し、さらにセーフティーネット機能を発揮してもらうことが必要ではないか? そのほうが、民間保育園を支えることにもならないか?…
 今日、十分に触れられなかった、障害児保育問題、さいわい保育園問題、まえさわ保育園の給食調理業務委託問題など、引き続き3月議会でとりくんでいきます。

ザリガニを捕ったダイサギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2016-03-10 23:36 | 市政報告 | Comments(2)

市長が公立保育園の全園「民間化」打ち出す   

 3月3日、市議会定例会(3月議会)がはじまりました。初日は、冒頭に市長の施政方針演説があり、日程の最後に、行政報告がありました。
公立保育園の全園廃止計画だ
 並木市長は、公立保育園全園民営化方針をかかげていましたが、今度は公立保育園全園『民間化』方針をうちだしました。民営化と民間化の違いを市長に質しましたが、民間活力の活用という点では変わらない、手法が違うだけ、と。驚きました。
 今回の計画では、公立保育園を廃止するにあたって、それに代わる保育園はつくらない。なので、引き継ぎも必要ない、となっています。これまでの民営化では、公募要綱で保育の継承を位置づけていましたが、今回の方針ではまったくありません。民間化というより、正しくは、公立保育園廃止計画なのです。公立保育園の形も中身も廃止という…。
しんかわ保育園廃止計画 保護者が撤回要請
 その計画の最初に、しんかわ保育園があげられました。2018年度(平成30年度)から段階的に募集を停止し、在園児が卒園したら閉園すると…。保護者の方々は突然のことに驚き、市に撤回を求める要望書を提出。議員にも配布してくださいました。
 40年の歴史をもつ、地域に根差した保育園。議員あての手紙には、「今年の成人の日には、新成人となった卒園児が保護者とともに保育園に集まり、子どもたちは親に感謝の気持ちを伝え、保護者たちも子どもたちの成長を喜び合ったそうです。卒園しても子どもたちの帰ってこられる保育園を子どもたちから奪わないでください」と書かれています。市長は、この重みをどう考えているのでしょうか?
当事者の意見も聞かず
 「絆づくり」を強調する並木市長ですが、当事者の意見も聞かず、保育園を廃止して、絆を断つこの計画は全く矛盾しています。市長のいう絆とは何なのでしょう。
まえさわ保育園では給食の調理業務委託の計画が
 行政報告で質問したことをふまえ、計画の中身の問題を一般質問でとりくんでいきます。また、しんかわ保育園のこと以外にも、給食の調理業務委託を今年の10月からまえさわ保育園で実施する計画もだされています。3月議会は、待機児問題も含め、保育行政についてしっかり議論しなければならない、と思っています。

春の日差しとコサギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2016-03-05 22:02 | 市政報告 | Comments(0)