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滋賀県庁で子ども議会について学ぶ   

2000年から子ども議会を継続している先進県
 5月9日、滋賀県庁へ行きました。滋賀県では、2000年から子ども議会を継続し、今年で19回目。一時的なものではなく、継続・定着させている先進県です。

東久留米市議の時代から提案してきたもの

 私は、東久留米市で単発的に実施された子ども議会を傍聴し、子どもの発想のすばらしさ、子どもは大人が思っている以上に深く考えていることを実感するとともに、「意見表明権」を保障することの大事さを実感しました。単に、子どもの意見を聞きおくのではなく、真剣に向き合い、それを市政に生かすために定期的におこなうべきではないか、と質問してきました。共産党市議団としても、代表質問や予算組み替え案にも盛り込んできました。

共産党都議団としても実施を求める
 都議になり、総務委員としても、主権者教育の大事さや、子どもの意見を都政に生かすためにも子ども議会の実施を提案しました。共産党都議団としても、予算組み替え案にも盛り込んでいます。

小学校4年生から中学校3年生までの「議員」が…

 いろいろ調べていく中で、滋賀県では、単にイベント的に実施するのでなく、自ら応募してきた小学校4年生から中学校3年生までの「議員」が、半年かけて、体験活動や勉強会をしながら最後に議会を開く、というやり方をとっていることを知りました。担当課は、子ども・青少年局です。くわしく学びたいと思い、都議団で相談して、幹事長の大山とも子都議、総務委員のとくとめ道信都議と一緒にうかがうことになりました。

共産党滋賀県議団の協力を得て
 当日は、共産党滋賀県議団全員(ふしきみちよさん、藤井みえ子さん、杉本敏隆さんの3人)が迎えてくださり、ふしき県議と藤井県議は、私たちの聞き取りに同席してくださいました。説明してくださったのは、子ども・青少年局の副局長、副参事、子ども県議会担当の方です。担当の方は、元教員。くわしくお話してくださいました。

子どもの「意見表明権」をふまえ
 説明資料には、まず目的として…子どもの権利条約第12条が保障する「子どもの意見表明権」をふまえ、子どもが県政等に対する意見や提言を積極的に表明できる機会づくりを通じて、滋賀県の魅力や問題等に関心をもち、社会に参加する意識を高めるとともに、子ども自ら考え、自ら行動する力を育むよう支援することを目的とする…と書かれています。この位置づけが大事だと実感しました。

「思いがけない発想を大事にしたい」と
 なぜ、小学校4年生から中学校3年生までを対象にしているのかうかがうと、「自分としては、この年代の思いもかけない発想を大事にしたいと思っている」と担当の方が。そして、否定せず、まるごと受け止める。大人からしたらグサッとくるようなことも、県政にとって耳が痛いなということもちゃんと受け止め、実現できるものはしていこうと部局をこえて協議をしていく…と。すごい!

自己肯定感を育んで

 私は、主権者教育のベースは、小さい頃からいかに自己肯定感を育んでいくかではないか、と思っています。自分の意見を受け止めてもらえる経験をどれだけできるか…。それは、子どものわがままをなんでも許す、ということではなく、正面から向き合うということです。
 実はその点で「議会」はとても有効だと思うのです。公式に質問し、それを受け止めて公式に答える。実現できるものが出てくれば、働きかければ変わる、自分の意見が活かされるという経験にもなり、実現できないものは、またそこで考えを深める機会にもなります。若い人の投票率をいかに上げていくかが課題になっていますが、小手先のことではなく、小さい頃からの経験が大事ではないか、と改めて思いました。
 子ども県議会は、楽しくて毎年応募してくる子もいたり、高校生になってからはサポーターとして協力してくれる子もいるそうです。

子どもたちの提案がすばらしい
 子どもたちの提案を読みましたが、すばらしいものばかりでした。不登校の友達のためにフリースクールをつくったらどうか、高齢者や障害者の人の生活をみんなと同じ生活に近づけたい、などなど。そうした提案をふまえて、県の福祉読本を改定する、子ども目線の観光パンフレットを子ども自身が参加して作成する、などが進められています。
 県では環境団体への委託もとりいれながら、協力して行なっているとのことです。予算額は、全体で現在100万円とのことでした。

学んだことを生かしたい
 担当のみなさんの熱意や子どもたちの成長を見守る視点に、学ぶことが多々ありました。本当にありがとうございました。
 そして、レクチャーが終わったあと、共産党県議団の控え室で県議のみなさんと交流もでき、とても有意義でした。学んだことを今後に生かせるように取り組んでいきたいと思います。


滋賀県庁の入り口で
(右から)大山とも子都議、原のり子、とくとめ道信都議、
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滋賀県子ども・青少年局の方から説明をうかがいました
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共産党県議団のふしきみちよ県議(右奥)、藤井みえ子県議(右手前)と懇談
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by hara-noriko | 2018-05-11 00:38 | 活動日誌 | Comments(0)

都議会総務委員会の質問から(5)   

 都議会総務委員会でおこなった質問を紹介しています。5回目は、委員会質問の最後です。テーマは、若い世代の投票率が低いことについて。子ども議会の設置を提案しました。

★若い世代の投票率が低いことについて
 選管での質問は、若い世代の投票率が低いことについて、をテーマにおこないました。私は、投票率が低いから若い世代がだめだ、ということではなく、なぜ、投票に行かないのか、まず若者自身に意見を聞いていくことが大事、ということを提起しました。都としても、選挙後に世論調査をおこなっているのですが、若者のサンプル数は少ないので、もっと若者に直接聞いていくということが大事だと要請しました。

政治や選挙 どうやって関心をもってもらうか
 同時に、その世論調査でも、若年層の意識が高まるためには、「政治や選挙についての学校教育の充実が必要」という回答がトップでした。やはり、主権者教育が大事ということです。
 今回、総務省の調査を紹介しました。2014年1月に発表された「未成年者及び若い有権者を対象とした啓発事業実態調査報告書」は、全国の選管を対象に、今後の主権者教育推進を目的におこなわれました。私が注目したのは、調査項目のなかに「子ども議会」を実施しているかどうか、ということがあったことです。調査時点で、子ども議会を実施している都道府県は11県でした。

東久留米市の子ども議会を傍聴して
 以前、東久留米市の子ども議会を傍聴したとき、子どもの目線ですばらしい提起がされ、それにもとづいて道路を直したり、部長たちが一生懸命答弁し、施策を検討する機会となりました。議会形式がなぜ大事かというと、子どもの意見表明権を公式の場できちんと保障し、それに対し大人が責任をもって答えていく。そうすることによって、自分の言ったことが実現する、活かされるという経験をしていく。もちろん実らないものもある。そのときは、どうしてなのか、どうすればいいか、を考えることができる。そういう経験を通して、社会に働きかけることは無駄ではない、政治は大事なんだという経験をすることができます。

権利の主体者としての子どもの意見にきちんと向き合う
 私は、こういう経験が日本の子どもたちには圧倒的に足りないと思うのです。単に子どもの声を聞く、という範囲ではなく、権利の主体者としての子どもの意見にきちんと向き合うということが大事だと思うのです。子どもの権利条約の立場にたって、子ども議会の検討を強く求めました。

若い世代の声を聞き、実際に生かす努力こそ
 政策企画局では、東京都の実行プラン策定の過程で、若い世代の声をどう聞いていったのか質問しました。すると、都立高校20校、290人に出前授業をおこない、実行プランの案を報告し、高校生から意見をいただいた。自主的に、1300件もの意見も寄せられた、と。
 実際に授業をおこなった局の職員の方々の感想はどうだったかうかがうと、「直接話すことによって、日ごろ気づかないことにも気づけた」などの声が紹介されました。私は、こういうとりくみは本当に重要であること、ぜひ、提案したことが今後どうなったかも、高校生に報告してほしい、今後も意識的に若い世代の声を聞くことを強く求めました。「引き続き若い世代の意見も聞きつつ、政策の立案やその推進に努めていく」と。
ある県では、高校生議会、学生議会を実施しています。半年かけて調査や議論を積み重ね、議会で質問をおこない、提案して実現されたことも公表しています。こうした事例も示しながら、検討を求めました。

子どもの権利条約にもどづく取り組みが重要に
 私は、市議会議員のときに、子どもの権利条約にもとづく条例をつくり、選挙権のない子どもたちの声を市政に生かしたい、とずっと思ってとりくんできました。なかなか、条例にはいたりませんが、今、ますます子どもの権利条約にもとづくとりくみが重要になってきていると思います。ひきつづき、とりくんでいきます。


武蔵野の雑木林に咲くカタクリ
(東京都清瀬市中里の緑地保全地域)
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by hara-noriko | 2018-03-28 18:48 | 都議会 | Comments(0)