2018年 07月 19日
東京・東久留米市で開かれた「原のり子 都政報告&トーク集会」(7月14日)から、私の報告を順次紹介しています。5回目は「平和であってこその私たちのくらし」です。米軍横田基地に配備されようとしているCV22オスプレイの問題をとりあげました。
東京の米軍基地
平和の問題は、「いのちを守る」政治の根本にある問題です。
東京都は1年おきに、『東京の米軍基地』という冊子を出しています。東京の米軍基地は、横田基地がいちばん大きいのですが、先ほど宮本徹衆院議員からお話が合ったとおり、この近くにもあります。東京都清瀬市と埼玉県新座市にまたがる大和田通信基地です。他に府中市や小笠原村など7カ所に米軍基地があります。
『東京の米軍基地』は、都庁の都民情報ルームで閲覧できます。
(東京の米軍基地については こちら から)
横田基地でこんな事故が
この米軍基地ではいろいろな事故が起きています。『東京の米軍基地』に資料として掲載されている「横田基地所属機及び東京周辺での主な米軍機事故一覧」によると、昨年の2017年(平成29年)は9件で最も事故が多いんです。今年に入っても横田基地に関係する事故は増えていますので、とても危険です。
横田基地にかかわる昨年の事故をいくつか紹介してみます。
▽6月16日 横田基地において米国内基地所属の米空軍C-5輸送機のパネル遺失が判明(遺失場所は不明)
▽7月12日 横田基地所属のC-130輸送機が、金属プレートを遺失(遺失場所は不明)
▽8月23日 横田基地を離着陸した厚木基地所属F/A18-Eがピボット・ボルト・アセンブリを遺失(遺失場所は不明)
▽11月15日 横田基地において物料投下訓練中に貨物の一つがパラシュートから外れて滑走路中央付近に落下。基地外に被害等なし
▽12月3日 横田基地所属C-130J輸送機がフレアの一部を遺失(遺失場所は不明)
危険なCV22オスプレイが清瀬の空に
この夏に横田基地に5機(最終的には10機)が配備される予定といわれる特殊作戦用のCV22オスプレイは、低空飛行をして作戦を遂行します。いま、無通告で横田基地にやってきたり、無通告で大和田通信基地に着陸したりしています。清瀬の方から私にも連絡があり、「大和田通信基地の上空、しかも50メートルぐらいの高さにホバリングしていて、怖かった」「なんでこんなところにオスプレイが来ているのか?」などの声が寄せられています。
米国ではできない住宅密集地のオスプレイ訓練
それを日本でやるのか
横田基地も大和田通信基地も、どちらも住宅が密集している場所ですから、もし訓練が失敗したなんてことになれば、たいへんな被害が出ることは目に見えています。沖縄の人たちの痛みを改めて感じます。こうした被害が沖縄に押し付けられてきたんですから。私たちは、CV22オスプレイを配備させないとりくみを強めています。
共産党都議団は、6月議会の代表質問で「米軍や日本政府に対し、オスプレイの配備や訓練の計画について、米本国並みに地元住民に説明し、住民の意見を尊重するよう求めるべきではありませんか」と指摘しました。アメリカでは住民に対して「オスプレイの訓練をこの地域でやらせてください」と何回も説明したそうです。しかし住民の納得が得られなくて、住宅密集地での訓練はやっていない、ということでした。
アメリカでできないものを日本に持ってきて、しかも首都東京で訓練をするなんていうことは許されることではないと思います。「東京だけでなく、日本のどこにもオスプレイはいらない」という声をあげていかなければいけないと感じています。
命を脅かすオスプレイ
「しんぶん赤旗」の解説記事の一部を紹介します。
オスプレイは、米海兵隊MV22の沖縄県での事故(2016年12月)など各地で墜落事故やエンジンの不具合による緊急着陸を繰り返しています。
空軍のCV22の任務は、敵地奥深くに特殊作戦部隊を投入する、先制攻撃・侵略戦争の先兵としての危険なものです。敵のレーダーを避けて低空飛行するための高性能レーダーを搭載し、海兵隊のMV22に比べ、夜間や低空での飛行能力が強化されています。横田基地配備で、夜間・低空飛行、パラシュート降下など危険な訓練が、日本国内で日常的に実施されることになります。
横田基地では15年5月の配備計画発表以降、格納庫や駐機場、司令部施設など既存施設をCV22用に改修。さらに特殊作戦部隊専用施設の建設も計画されています。配備を1年以上前倒しすることで、戦争法=安保法制の下で、日本を米軍の出撃・訓練拠点化する動きがいっそう加速しています。
【ブログで紹介したオスプレイ関連記事】
7月5日 東京・清瀬市の上空に米軍オスプレイが
6月4日 オスプレイがまた横田基地に
5月28日 都立瑞穂農芸高校の防音対策を急いで
4月8日 オスプレイは来るな! みんなで声をあげましょう
東京都が出している『東京の米軍基地』を持ってスピーチ

オスプレイが米軍大和田通信基地に着陸する様子(7月2日)
近所の方が撮影した動画です
「原のり子 都政報告&トーク集会」
7月22日(日) 午後2時開会
会場は東部地域センター 地図は こちら から
東久留米市大門町2-10-5 東部図書館と併設
東久留米駅東口からまっすぐ約800m 
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by hara-noriko
| 2018-07-19 23:56
| 都政報告
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2018年 06月 04日
また事前通告なしに
5月29日、東京にある米軍横田基地に、CV22オスプレイ5機が再飛来しました。4月5日に続いて、またもや事前通告なし。本当にひどい!
防衛省が周辺自治体に通知しなかった
宮本徹衆院議員が強く抗議
平和委員会のみなさんが防衛省にオスプレイの配備中止を申し入れたときに、もっとひどいことが発覚しました。米軍から通告があったのに、防衛省は周辺自治体に通知しなかったのです。米軍から、「運用上の理由により公表を控えてほしい」と要請があったから、というのです。とんでもないことです。同席した共産党の宮本徹衆院議員も強く抗議。しかし…、防衛省って、いったいなにを「防衛」しているのか…。
多摩26市の総意も踏みにじる
27日には、東京都市長会が、横田基地の騒音、部品落下等の重大な事故が起きているなか、周辺住民の不安が続いていると指摘。オスプレイ配備の問題は、多摩地域全体にとっても重要な課題であり、26市の総意として説明責任、安全対策、環境への配慮などを要請しています。こういう要請を受けながら黙って飛来させたということです。
また、6月4日には、東京都および基地周辺自治体が、「今回の突然の配備前倒しの発表や度重なる飛来により、基地周辺住民の不安が広がっている」と指摘した上で、配備や運用についての要請をしています。
6月5日 「オスプレイ飛ばすな!首都圏行動」
オスプレイは横田にも日本のどこにもいらない。この声を大きくしていくことが緊急に求められています。
6月5日は、「オスプレイ飛ばすな!首都圏行動」が、日比谷野外音楽堂で午後6時半からおこなわれます。総がかり実行委員会が参加をよびかけています! みんなで声を上げていきましょう。
毎週土曜日の定例宣伝でも、「オスプレイは来るな!」と訴えています
向かって左端は、北村りゅうた東久留米市議
4月5日、横田基地に飛来したときのCV22オスプレイ
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by hara-noriko
| 2018-06-04 23:29
| 国政
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2018年 05月 28日
共産党都議団が都に申し入れ
きっかけは高校生の声
5月21日、日本共産党都議団は、米軍横田基地に近接する都立瑞穂農芸高校の防音対策について、知事と教育長あてに申し入れを行ないました。
きっかけは、高校生の声でした。「米軍機の音で先生の声が聞こえなくなり、授業を中断」「音が近くて、怖い」「爆弾が落ちてくるのではないかと思うぐらいだった」「牛などの動物への影響は大丈夫か」
横田基地から2キロ
防音工事の対象区域から外れていた
調べてみると、瑞穂農芸高校は、横田基地の滑走路から2キロの距離であるにもかかわらず、防音工事の対象区域から外れています。瑞穂町の小中学校はすべて防音対策がとられていますが、農芸高校は防音対策もなく、一度も騒音の測定もされていませんでした。
瑞穂農芸高校を訪ねる
共産党都議団で相談し、4月25日に清水ひで子都議と一緒に学校をたずねました。校長先生や副校長先生方からお話を聞き、学校内も案内していただきました。
瑞穂農芸高校は、都内で唯一の畜産科をもち、校舎外での実習も多く、その他の学科も実践的で特別教室を使う授業が多いのが特徴です。豚、牛、ポニーなどのお世話をしている高校生たちが生きいきしていて、清水都議が、「楽しい?」とたずねると「ハイ、楽しいです」とにっこり。
また、生活デザイン科が使う特別教室にはエアコンが設置されていませんでした。
都の担当者は「現場の声をしっかり聞いて対応したい」と
申し入れでは、こうした状況もふまえてお話ししました。生徒たちは、動物の世話のため土日も長期休みもひんぱんに学校に通っています。騒音がどのぐらいあるのかきちんと測定し、必要な防音対策をとること、また、特別教室のエアコン設置を早急に行うことと強く求めました。担当職員の方は、「現場の声をまずしっかり聞いて、対応を検討したい」(都立学校教育部長)、「要請内容は、騒音測定を担当する環境局とも情報共有したい」(基地対策部長)とこたえました。私は、生徒の不安の声をふまえて検討する旨の発言が聞かれたことは大事だと思いました。
教育環境の改善は急務
共産党都議団としては、夏からの特殊作戦用オスプレイ配備は中止すべきであることも指摘しつつ、現在でも深刻な騒音の状況があり、教育環境の改善は急務であることを再度強く訴え、申し入れは終了しました。引き続き、申し入れの内容が実現するよう、働きかけていきます。
「都立瑞穂農芸高校の防音対策についての申し入れ」全文
都の担当者(左の2人)に申し入れる日本共産党都議団

共産党清瀬市議団主催の市政報告会で都政について報告
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by hara-noriko
| 2018-05-28 02:45
| 活動日誌
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2018年 04月 24日
宮本徹衆院議員らの防衛省レクに参加
4月23日、米軍横田基地での無通告のパラシュート降下訓練(19、20日)についての防衛省レクチャーに参加しました。これは、先日の羽村市立中学校へのパラシュート落下事故があったにもかかわらず、その直後に、無通告で訓練が行われたことに抗議し、事情を聴き取りするものです。宮本徹衆院議員室で緊急に行われ、地元の住民のみなさん、近隣自治体の党議員、そして都議団から私が参加しました。
無通告は米軍の「連絡ミス」?
冒頭、防衛省側は、「事前に通告がなかったことは米側に確認している。今後は事前に通告するよう申し入れを行なった」と説明。宮本議員が、日米間のルールについて問うと、「事前通告の合意のとりきめはないが、米側が自主的におこなっている」と。それでは今回はなぜ、事前通告をしなかったのかを問うと、「連絡ミス」と。えっ? 連絡ミス?
「意図的に伝えなかったのか、確認すべきだ」
思わず、「連絡ミスとはどういうことですか?」と聞きました。すると、「米軍によると、運用部隊から広報部に伝わっていなかったとのこと」。「なぜ、伝わっていなかったのか?」「わからない」…。「意図的に伝えなかったのかもしれない。そこは確認すべきだ」と強く求めました。こういう問題を放置すると、米軍の都合で情報が提供されたりされなかったり、ということになっていく。厳しく抗議すべきだ、と参加者で口々に訴えました。
「防衛省として監視すべきではないのか」
宮本議員は、この間、「市民の方たちが監視してくれていることで、パラシュート落下や貨物の落下がわかった。沖縄の普天間基地については監視しているが、横田基地についても防衛省としてきちんと監視すべきではないのか」と指摘。防衛省は、「普天間基地は防衛省が委託して目視がおこなわれている」と認め、指摘を受け止めるとしました。
米軍は無反省
東京都あきる野市では、C-130(輸送機)の「訓練場」になっている実態も話されました。19日には夜9時に4機が旋回していて、「こわい」との市民の声が寄せられている。また、「パラシュート落下事故が起きた翌日も、パラシュートが降りないだけでC-130は朝9時すぎから飛んでいる」「まったく無反省だ」との指摘も。
また、高度制限が守られていない実態なども指摘され、防衛省は「確認する」と述べました。
アメリカにものをいわない日本政府
それ以外にも、そもそもパラシュートの落下の原因や点検の状況など、すでに調べるように申し入れしていたことのほとんどが「調査中」「米側の回答待ち」。あまりに米側に対しものをいわない日本の姿勢。だから、通告なしで訓練を再開したり、問題がくりかえされているのではないか。「このような状態で、パラシュート訓練はやめてほしい」「オスプレイの配備は認められない」との声が相次ぎました。
防衛省に説明を求める宮本徹衆院議員(手をあげている人)
宮本議員の(向かって)左が私

駅前で無通告パラシュート降下訓練に抗議

対話が弾んで

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by hara-noriko
| 2018-04-24 17:05
| 活動日誌
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2018年 04月 08日
4月7日、毎週土曜の定例宣伝を東京・東久留米駅西口でおこないました。地元後援会の人たち、北村りゅうた市議に加えて、大学生の女性も初参加。にぎやかにビラを配り、横断幕を掲げて9条改憲に反対する「3000万人署名」を訴えました。私は、スピーチのなかでオスプレイの横田基地配備の問題を最初に取り上げました。黙っていられません。スピーチの大要を紹介します。
5機が米軍横田基地に
みなさん、テレビの報道でも大きく取り上げられましたが、CV22オスプレイ、特殊作戦用のオスプレイが5機、東京の米軍横田基地に来ました。夏から本格配備をしようとしています。米軍はオスプレイの配備を先送りしていました。しかしこれを1年以上前倒しにして、今年の夏から本格配備をする、というのです。
その配備を前にして、一時的に立ち寄る、といって横田基地に来ました。横浜港にある在日米軍の港湾施設、ノースピア(瑞穂埠頭)に陸揚げされ、そこから30分かけて、住宅が密集する上を飛んで、横田基地に着陸しました。
アメリカでできない訓練を日本でやるなんて
CV22オスプレイというのは、いままで事故を何度も起こしているMV22オスプレイよりも事故率が高いことが指摘されています。CV22オスプレイは特殊作戦用です。超低空を飛行して人を拉致したり誘拐したりすることができます。
この訓練は、アメリカではできない。だから日本にもってきて訓練しようという、とんでもない話です。アメリカで訓練できないようなものを、この日本に持ってくるべきではありません。
情報隠蔽の安倍政権
国会でも、共産党の宮本徹衆院議員が追及しました。オスプレイが来るとわかったのは、米軍がプレス発表する1時間前でした。しかし、3月16日には日米間でオスプレイを配備することは決まっていたんです。それを隠していたことが明らかになりました。アメリカのいいなりになってオスプレイを配備する。その情報さえ隠す。これが安倍政権の姿勢です。
立場の違いを超えて声をあげましょう
いま世界は、北朝鮮の問題にしても、話し合いで解決していこうという流れになってきています。にもかかわらず、北朝鮮に圧力をかけることも含めて特殊作戦用のオスプレイを配備する。許されることではありません。
CV22オスプレイは、沖縄には配備されていません。それを初めて、それも首都・東京の横田基地に配備しようとしています。みなさん、思想信条・立場の違いを超えて、危険で欠陥機でもあるオスプレイを配備させない、という声を大きくあげていきましょう。
緊急抗議集会も開かれて
昨日(4月6日)は、緊急抗議集会が横田基地前の公園でおこなわれました。私も参加しました。ここではいつも、米軍横田基地の撤去を求めて、地域の住民のみなさんを中心に毎月1回、座り込み行動がおこなわれています。
抗議集会は100人ほどで始まり、最後には400人を超えました。日本共産党からは、宮本徹衆院議員、都議会議員団、各地の市議会・町議会議員が参加しました。自由党の渡辺浩一郎・元衆院議員さん、元自衛隊員の筒井高雄さんも参加されていました。参加者みんなで「日本のどこにもオスプレイはいらない」と声をあげました。
共産党都議団として知事に「配備撤回」を申し入れ
共産党都議団は、突然のオスプレイ配備の問題について4月3日、配備撤回を求める申し入れを小池都知事におこないました。このなかで、担当している部長さんも「突然のことで驚いている」「近隣住民のみなさんの不安がこれまで以上に大きくなることはわかっています」といっていました。
いま東京都と横田基地に隣接する5市1町で話し合いがすすめられていいます。オスプレイを夏に配備するというが情報がなさすぎる、住民のみなさんの不安に対する対応をはっきりさせてほしい、と声をあげています。
訓練の内容など一切が「不明」という異常
なによりも大事なのは、「夏からの本格配備はするな」の声をあげていくことだと思います。現在は一時的に横田基地に立ち寄っているといっていますが、「一時的」とはいつまでなのか。これも明らかにされていません。オスプレイがどこに飛んでいくのか。あるいは戻ってくるのか。その頻度はどのくらいなのか。そういうことも不明なんです。CV22オスプレイがもし訓練するようなことになればどこで訓練するのか。どういう訓練をするのか。これもまったく明らかにされていません。「本格配備は撤回せよ」の世論を広げましょう。
子どもたちに安全な社会を引き継ぐためにも、立場の違いを超えて、みなさんと一緒に「配備するな」の声を大きくしていきたいと思います。
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by hara-noriko
| 2018-04-08 15:53
| 国政
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2018年 04月 05日
外務省と防衛省から説明を聞く
4月4日、「オスプレイの横田基地配備についての緊急の外務省・防衛省レク」(日本共産党国会議員団事務所主催)がおこなわれました。国会議員団から、笠井亮・宮本徹の両衆院議員、吉良よし子・山添拓の両参院議員。都議団からは、尾崎あや子・とくとめ道信の両都議と私。原田ひろみ清瀬市議、山口みよ東村山市議をはじめ、市議や地元住民の方々などが参加しました。
配備の撤回を求めよ、と尾崎都議
防衛省の担当から説明を聞きとったのち、まず、地元の尾崎あや子都議が、危険性などを指摘し、配備の撤回を求めるべきだと迫りました。その後、国会質問で取り上げた直後の宮本徹衆院議員の進行で、たくさんの質問や意見が出されました。
際立つ米軍優先の姿勢
政府は配備計画をギリギリまで知らせず
全体を通じて、とにかく米軍優先の姿勢。本当にひどい。いくつかあげると…
ひとつは、4月3日に発表された今回の配備計画ですが、実は、日本側は3月16日には知っていて、ギリギリまで明らかにしなかったのです。それは「米側の意向」だと。住民のみなさんの不安や安全よりも、米側の意向を優先しているのです。
安全性について、「わからない」と
ふたつめは、なぜ配備の時期が1年も前倒しになったのか。当初、延期するときは、「パイロットの訓練や機体整備に時間がかかる」といっていたのに、一転して早まった理由は、他の地域でオスプレイの使用が低下したので横田へ、と。「使われていたものがもって来られる。安全性は保障できるのか。整備状態は確認しているのか」と住民の方が聞いても、「担当部局がきていないのでわからない」と。
「夏から配備」といいながら、すぐにも5機が
みっつめは、「夏から配備する」としながら、今週後半にも5機が横田に立ち寄ると。一時的な立ち寄りといいますが、期間、また横田基地をどのぐらい出入りするのかなど、詳細はまったくわかりません。「事実上、今から配備するということではないのか」との声もあがりました。
「私たちのまちが訓練場になるんですよ」
よっつめは、CV22は特殊作戦用で超低空飛行を行います。訓練はどのぐらいの高さを想定しているのか、なども不明。訓練場で訓練するから大丈夫かのような説明を外務省の担当者がおこなうと、「どこかに安全な訓練場があるかのようないい方はまやかし。やめてください。私たちのまちが訓練場になるんですよ」と住民の方から厳しい指摘が。
私も質問 「騒音に苦しんでいることを理解しているのか」
私は、住民の方々への影響を最小限にするというが、今も騒音などにみなさん苦しんでいるということを理解しているのか、ということについて質問しました。周辺地域のある高校では、何度も授業を中断する状況になっていること。また、夜だけでなく、早朝の騒音がひどい、と5市1町のさらに外側の地域でも声があがっていること。ここにさらに今回の配備がされれば、深刻な状況になる。具体的な声を把握し伝えるべきと指摘しましたが、「担当部局(地方協力課)が来ていないのでこたえられない」。
住民の方々への影響を最小限にするといいながら、担当部局は来ない。まじめに、住民の方々のことを考えていないということではないでしょうか。すべてが、米軍優先…。住民の方からは、「以前、住民アンケートを実施したら、8割の方がオスプレイ配備に不安だと答えている。こういう声をちゃんと伝えてください」と。
6日に緊急抗議集会
配備する道理はまったくないということははっきりしています。横田への配備撤回を求めるとともに、日本のどこにもオスプレイはいらない! この声を広げていきたいです。 6日には緊急の抗議集会もおこなわれます。私も参加したいと思います。午後5時から、東京都福生市の「福生フレンドシップパーク」です。(下の写真参照)
外務省と防衛省から説明を受け住民の声を把握して米軍に伝えるよう指摘

緊急抗議集会の案内

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by hara-noriko
| 2018-04-05 11:56
| 国政
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2018年 02月 12日
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by hara-noriko
| 2018-02-12 22:17
| 活動日誌
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2018年 01月 23日
注目される名護市長選
今、沖縄県名護市でおこなわれる市長選挙(1月28日告示、2月4日投票)が注目されています。安倍政権は県民多数の願いを踏みにじって名護市辺野古に巨大な米軍新基地の建設を強行しています。これに対して、稲嶺ススム市長はきっぱりと主張しています。「翁長雄志知事や私の権限を前に、国は肝心な部分まで工事を進めることはできない」と。名護市長選は、沖縄だけでなく日本の民主主義にかかわる大事な選挙です。
国民の命にかかわる選挙
それだけではありません。国民の命にかかわる選挙でもあります。
沖縄では、みなさんご存知の通り、米軍のヘリコプターから窓が落ちて子どもたちが校庭で逃げ惑うという大変な問題がおきました。そして、この小学校の上、保育園の上などで米軍のヘリなどを飛ばさないはずだったのに、実際には飛んでいることがわかり、翁長知事はただちに抗議するなど、本当に多くの人が今、声をあげています。
防衛省もさすがにこの様子について米軍に対して話をしたということですけれども、では今後の改善について何を求めたのかといったら、「遺憾である」というだけです。子どもたちが危険にさらされているのに抗議すらできないのが、いまの安倍政権です。この大問題が名護市長選挙で問われています。
東京の米軍横田基地でも事故が起きている
沖縄の出来事は他人ごとではありません。みなさんに訴えたいのは、私たち東京に住んでいる者にとっても、大きな問題だということです。同じような事故が、この東京でも起こっているのをご存知でしょうか。
東京にある米軍横田基地(福生市、立川市、昭島市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町の5市1町にまたがる)では、パラシュートの物資投下訓練が行われています。パラシュートに物資を取り付けて、それを投下する。しかし米軍は、事前に日本には通知をしていません。日本からも通知をすることを求めていません。米軍は、パラシュートを自由自在に、好きな時間に、横田基地で落としています。昨年11月15日、米軍輸送機が投下した貨物が、パラシュートから外れ基地内に落下しました。周辺市町でつくる基地対策連絡会は17日、「人命に関わる重大な事故につながりかねず、多くの住民に不安を与える」として、事故原因の究明と再発防止、訓練時の安全対策の徹底などを米軍や防衛省に求めました。
国民の命を守ろうとしない安倍政権
先日、私もこの問題で防衛省に交渉に行きました。パラシュートからロープが外れて、予定していないところに物資が落ちてしまった。30キロの重さの物資が落ちた。落ちたところは横田基地の滑走路でしたけれども、ここにはヒビが入ったことが確認をされています。ところが、なぜロープが外れたのか、何が原因だったのか、これはいっさい解明されていません。私も防衛省に直接聞きましたが、どの高さから落ちたものなのか、落ちたときの衝撃はどのぐらいのものだったのか、それも日本からアメリカにただすことはいっさいおこなわれていません。
横田基地の周辺は住宅地が密集しています。30以上の小学校、中学校、保育園、福祉施設などがあります。もし、パラシュートの投下訓練で、横田基地の外に落ちていたら、大変な事故になっていたかもしれません。それなのに、安倍政権は原因を究明したり、事実を明らかにさせたりする姿勢をまったく持っていません。
沖縄で墜落したオスプレイの同型機も横田に
いま横田基地には、MV22オスプレイがひんぱんに飛来しています。1月の10日間に50回余にのぼります。MV22オスプレイといえば、沖縄で墜落・不時着の事故を起こしています。
名護市長選で沖縄県民の意思をしっかり示すことが、米軍横田基地を撤去していくとりくみとつながっています。名護へのご支援を心から呼びかけます。詳しくは、こちらをご覧ください。
【沖縄 繰り返される米海兵隊機の事故】
2016年12月13日 名護市安部
MV22オスプレイ墜落
2017年1月20日 伊計島
AH1Z攻撃ヘリ不時着
2017年6月1日 久米島空港
MV22オスプレイ大型ヘリ不時着
2017年6月6日 伊江島補助飛行場
MV22オスプレイ不時着
2017年9月29日 石垣島・新石垣空港
MV22オスプレイ2機が不時着
2017年10月11日 東村高江
CH53E大型ヘリ不時着・炎上
2017年12月7日 宜野湾市の保育園
CH53E大型ヘリの部品落下
2017年12月13日 宜野湾市の普天間第二小学校
CH53E大型ヘリの窓落下
2018年1月6日 伊計島
UH1Y汎用ヘリ不時着
2018年1月8日 読谷村の最終処分場
AH1Z攻撃ヘリ不時着
毎週土曜日の定例宣伝で(東久留米駅西口)

(撮影:長島可純 ↑ 転載はお控えください)


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by hara-noriko
| 2018-01-23 21:07
| 活動日誌
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2017年 12月 08日
都議会代表質問の続きです。日本共産党の米倉春奈さんの質問に対する小池知事の答弁でとくに問題を感じたのは、市場問題以外に、道路問題、横田基地問題です。
大型道路建設を見直そうとしない
大型道路建設について、住民の方々が反対しようと、いっさい見直す気がないといってもいい知事の姿勢があらわになりました。道路も見直すべきは見直すはずではなかったのか? しかも、首都圏3環状道路をはじめいくつもの道路を推進すると知事は表明したので、では総額いくらかかるのか、と質問したところ、それにはいっさい答えません。そんな不誠実なことでいいのでしょうか。
米軍横田基地の事故についても抗議さえしない
さらに米軍横田基地問題では、パラシュート貨物投下訓練で、30キロの貨物が脱落した事故についても、「基地の外に被害はなかった」と抗議さえしません。住宅が密集している基地外に落ちたら命にかかわる大問題なのに。知事は、都民の安全を守るとことあるごとに強調しているのに。
福生市では、防衛省が改めて米側に質問等を照会した結果が議員に報告されています。先日の防衛省レクで出した意見や質問についても触れられています。しかし…
*30キロの貨物の大きさについては、縦91㎝、横61㎝、高さ30㎝。しかし、落下による衝撃は不明、高度については運用に関することなのでお答えできない、と。
*年間どのくらい訓練しているかは、運用に関することであるため、お答えできない。
*夜間も投下訓練はしている。
*人員降下訓練は周辺に影響を及ぼす可能性はあるので事前通報するが、貨物投下訓練等は周辺に影響を及ぼす可能性が低いので事前通報はしていない、とのこと。
こうした回答を福生市では共有している。しかし、東京都はまったく問題にもしていない、抗議も何もしない。大問題です。
横田基地問題、オスプレイ配備問題は都政の重大課題。取り組みをつよめなければならないと強く感じています。
朝の宣伝で(東京・清瀬駅前)

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by hara-noriko
| 2017-12-08 23:54
| 都議会
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