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男女平等 考えさせられたスウェーデンの経験   

 9月議会、そして連続して決算特別委員会…と長丁場でしたが、ようやくここで一区切りです。が、課題は山積。さいわい保育園民営化についての一方的な説明会が強行されようとしていますし、また、大道幼稚園跡地利活用やくぬぎ児童館についての部長級プロジェクトチームの検討が始まっています。そして、来年度予算編成に向けての動きも進んでいます。気を抜けないですね…。
スウェーデン大使館一等書記官が講演
 10月10日、東久留米市男女平等推進センターの企画で、「スウェーデンの男女平等―現状と経験」と題した、スウェーデン大使館一等書記官のオッレ・ペッテションさんの講演をうかがいました。とても有意義でしたし、考えさせられました。
保育のインフラ整備が重要、と
 ペッテションさんは、参加者の質問にもこたえながら、スウェーデンの特徴を話されました。女性の社会参加、男女平等を推進していくうえで、保育インフラ整備が重要であること。そのために、市町村への政府の補助を強化し、利用者の自己負担を極力抑えていること。払った税金が育児給付のような形できちんと国民に還元されることがわかることなど。
生き方の問題としても
 同時に、制度の充実とともに、生き方の問題として考えていくことの重要性も強調されました。その両面がスウェーデンでは、1974年ごろから議論されてきて、今の到達点になっているんだ、ということも学びました。
保育で対人関係を学ぶ
 また、印象的だったのは、保育についての考え方です。子どもを大切にする、という考え方について、1歳過ぎたらなるべく早く社会的環境におかれるべき、と考えられている。数学の勉強とかそういうことではなく、対人関係を学ぶなども教育であり、保育でもそういう教育的側面が重視されている、と。
 …今、日本では、新制度のもと、保育と教育を切り離す考え方が強く打ち出されていますが、それはやはり違うな、と改めて思いました。そもそも保育の営みは教育的要素を含んでいるんですよね。スウェーデンの話しを聞きながら、保育園民営化反対のとりくみのなかで、保護者の方々が大事にしたいと言っている保育内容が重なり、考えさせられました。
時間をかけて議論することの大切さ
 「0歳児保育はないのか?」と会場から質問もありました。すでに、育休をとることが定着しているので、1歳か2歳ぐらいから保育園に行くというのが主流になっていること。でも、必要な人もいるので、大都市では0歳児保育があること。ただ地方にはないのでそこは課題であることなどが話されました。
 正直、スウェーデンはいいな、すごいな、と思いました。でも何より学べたのは、スウェーデンでも長年かけて議論をしてきたことです。男女平等や少子化の問題を正面から議論し、子育てを公が支え、誰もが安心して子育てできるようにしくみと考え方を充実させていった。そのプロセスに本当に大きな意味があることを実感しました。そこに学んで、日本で、またこの東久留米で、真の男女平等が根付くようにできることをしていきたいです。

イソシギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2014-10-11 00:53 | 活動日誌 | Comments(0)