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本会議一般質問(1)中学校に固定の情緒障害学級を   

 3月9日、東京・東久留米市議会本会議で一般質問に立ちました。特別支援教育、保育、障害福祉、情報公開の4つの柱で質問しました。その内容を3回に分けてお伝えします。最初は、特別支援教育についてです。

 一人ひとりの特性をとらえ、発達を保障し、成長をささえる教育の充実を求め、特別支援教育についてうかがいます。

408名もの署名が今議会に
 1つ目として、小学校だけでなく、中学校にも固定の情緒障害学級が必要であると考え、うかがいます。このことについては、これまでもくりかえし質問してきました。また、今議会にも、保護者のみなさんから陳情が提出されています。保護者の方からの陳情は、この間、毎議会提出されてきていますが、今議会は408名もの署名が添えられています。改めて、早期に自閉症・情緒障害固定学級の設置をとの声は切実であることを痛感します。
大事な意味をもつ小学校の固定学級=「たけのこ学級」
 わが市では、2013年(平成25年)に南町小学校に情緒障害の固定学級「たけのこ学級」が設置されました。「たけのこ学級」が設置される前までは、自閉症やアスペルガーなど、発達障害のお子さんたちが、通常学級に籍を置きながら週1回通級指導学級に通って小集団指導を受ける、というスタイルが基本でした。しかし、日々の学校生活や授業も含め、同じ場所で安心して過ごしながら力をつけていくことが必要なお子さんの場合、ふさわしい行先がないのが実態でした。そのため、知的障害の学級で過ごすことを選択しているケースも多くありました。そうしたなか、「たけのこ学級」ができたことで、一人ひとりの特性をとらえて発達を保障する場が広がり、非常に重要であったといえます。
義務教育に責任を負う市としての早急な対応を求める
 しかし、保護者のみなさんが指摘されているとおり、中学校には情緒障害の固定学級がないため、進路選択は大きな悩みとなっています。とくに、中学校の3年間は短く、かつ高校進学など次の進路選択が目の前なので、その3年間でどう力をつけていくのかが重要です。「たけのこ学級」で過ごした子どもたちが必ずしも中学校で固定学級でなければならないか、というとそれは一人ひとり違います。しかし、固定学級がないということは選択肢が最初から狭まってしまっているのです。小学校に設置したのですから、中学校にも早急に設置していく責任が市にあるのではないでしょうか。9年間の義務教育期間に責任を負う市として、教育の連続性という点からも早急な対応が必要です。
市の推進計画にも「検討」が明記されている
 市の特別支援教育推進計画には、「平成25年度に設置した小学校の固定学級(自閉症・情緒)の状況について継続して調査・研究を行い、小学校への新たな設置や中学校への設置についての検討を行う」とあります。また、東京都の発達障害教育推進計画にも、「区市町村が必要に応じて固定学級を設置できるよう、方策を検討します」と書かれています。検討状況をうかがいます。

特別支援教室 小学校全校実施へどんな検証がされたのか
 次に、特別支援教室についてうかがいます。今年度より、小学校7校で特別支援教室が開設されました。発達障害のお子さんが、通常学級に在籍しながら、週に1度同じ学校内で指導を受けられる、ということですが、一方で通級指導学級にこれまで行っていたお子さんは週2回を限度に、必要に応じて拠点校として位置付けられている通級指導学級へ通っています。
 今年度の検証をおこなったうえで、来年度の全校実施に向かうとのお話でしたが、どのような検証が行われたのでしょうか。課題や改善点はどのように把握されていますか。お聞かせください。
 なお、質問にあたり、今年度中の通級指導学級及び特別支援教室の児童・生徒数の推移がわかる資料を請求いたします。

本会議一般質問(2)市民の声を無視した公立保育園全廃計画
本会議一般質問(3)都の心身障害者医療費助成 対象者拡大を


中学校に固定の情緒障害学級を設置することは
保護者のみなさんの切実な願いです
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by hara-noriko | 2017-03-09 22:37 | 市政報告 | Comments(0)

かけがえのない通級学級を守りたい   

 一般質問のつづきです。
 3月議会で、かけがえのない小学校の情緒障害等通級指導学級を守りたい、との思いで質問しました。6月議会でも、この問題を取り上げました。
 3月議会の質問のあと、東京都は「特別支援教室の導入ガイドライン」を発表し、▽通級学級を廃止し、全校に特別支援教室をつくる▽発達障害のお子さんは、在籍校で巡回してくる教員による指導を受ける―という形にきりかえるとしました。
 市の教育委員会は、保護者の要望に応え、3回にわたりガイドラインの説明会を実施しつつ、保護者の意見を聞く機会をもちました。市としての計画を決める前に保護者の意見を聞くという姿勢について評価しつつ、通級学級の良さを十分に生かす、市の計画づくりをしてもらいたい、との思いで質問を行いました。
保護者のみなさんの発言がすごい!
 とにかく、この3回の説明会で保護者のみなさんがたくさん発言してくださったことが、本当に良かったと思いました。間宮議員の質問時に、説明会での質疑応答の文書が配られ、読みました。本当に保護者のみなさんはすごい!と実感しながら質問しました。
「一人ひとりに応じて」ということの大切さが確認できた
 まず、よかったと思ったのは、「一人ひとりに応じて」ということの大切さが確認できたことです。現在通級学級に通っているのは、86人の子どもたち。それ以外にも、発達障害のお子さんが多くいると思われます。同じ障害名だから、同じ指導でよいとは当然なりません。また、本人に障害名をいっていない、親が受け入れていないなど、さまざまなケースがあると保護者の方が教えてくれました。在籍校で、ある時間だけ別の部屋に行って指導を受け、また教室に戻るということは難しい、という場合も当然想定できます。都は通級指導学級を廃止する、というけれど、その果たしている役割を機械的になくしていくことはできないと私は思います。
安心して学べる環境をつくるべきです
 また、ガイドラインには写真入りで、図工倉庫を利用している教室の一部を使うなどの紹介がされています。今回の都の方針は、支援教室専用の教室はつくらなくてよい、となっています。でも…倉庫の写真には、とても胸が痛みました。そんなところで子どもたちが安心して過ごせるのか? 毎回違う場所で発達障害の子どもたちが緊張したり落ち着かない、など苦しむことになるのではないか?…私は、安心して学べる環境づくりをすべきだと求めました。
検討委員会には先生たちの存在が不可欠
 そして、今後市の計画を決めていく検討委員会には、通級学級の先生たちが入っていません。直接指導している先生方に意見を聞かずに、より良い計画は作れないと思います。現場の先生を入れるように求めたところ、カリキュラムづくりなど、中身を具体的に検討するのには、先生方の意見を聞かないわけにはいかない、ということを教育部も認めました。
 市は、計画案を10月ごろにまとめ、また保護者の意見を聞くと答弁しました。よりよい計画になるよう見守り、また今回時間の関係で質問できなかったこともあるので、引き続きとりくみたいと思います。

アオサギ(黒目川)
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by hara-noriko | 2015-06-19 23:55 | 市政報告 | Comments(0)

通級学級 正式なガイドラインが出たら保護者に説明   

臨時教育委員会を傍聴
 4月13日、臨時教育委員会を傍聴しました。報告事項として、「特別支援教室の導入ガイドラインについて」とあり、指導室長が報告しました。3月にガイドラインの暫定版が示されたが、まだ精査すべき点があり、正式なものは4月中に示されるとのこと。
ガイドライン暫定版について指導室長が報
 あくまで、聞き取った範囲ですが、ガイドライン暫定版について指導室長が報告した主な内容を書きます。
 (1)発達障害児の人数は3万3661人と想定されるが、そのうち、通級学級を利用している児童は6209人のみである。(2)通級学級設置校の通常学級に在籍している発達障害児(想定)のうち、通級を利用している児童は28.9%だが、通級未設置校の場合は15.9%のみである。(3)他校に通うことによるデメリットは、移動の負担や在籍校との連携のむずかしさがある。…以上のことから、1人でも多く支援を受けられるように、巡回型に変える。
巡回型を来年度から順次導入し、2018年度には全校実施と―
 スケジュールは、平成28年度(2016年度)に順次導入していき、30年度(2018年度)には全校実施とする。今年度中に市として推進計画を示す予定。正式なガイドラインが出たら、保護者に説明する。…とのことでした。
 いくつか質疑もありました。そのなかで、まだ、保護者への説明会の日程は未定であること、しかし、保護者の意見を聞くことについては確認されました。
通級学級のメリットには触れず 注視が必要
 指導室長の報告では、通級学級のメリットについては触れられませんでした。ガイドライン自体がそうなっているのか? これは見てみないとわからないですね。…いずれにしても、注視していかなければならないです。

 【通級学級についての過去の記事】
 かけがえのない通級指導学級
 3月議会の一般質問から

カワセミ(黒目川)
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by hara-noriko | 2015-04-15 23:14 | 市政報告 | Comments(0)