都政で仕事をしたい 私の街頭演説(上)
2017年 06月 08日
6月7日の夕方、東久留米駅西口で、小池晃書記局長(参院議員)を迎えた日本共産党街頭演説を開催しました。「東久留米駅すごい あんなに人集まるんだ」「東京の田舎東久留米駅が誰かの演説でめっちゃ人いっぱい盛り上がっている」とツイッターでも話題になるほど、たくさんの人に聞いていただきました。約1000人です。小池書記局長と宮本徹衆院議員の気迫のこもった演説とともに、私も都議予定候補(北多摩4区=清瀬市・東久留米市)として訴えました。「都政で仕事をしたい」。強い思いを込めてスピーチしました。その内容を2回にわけて紹介します。ぜお読みください。
ここから改めてスタート
日本共産党都議予定候補の原のり子です。いよいよ都議選が迫ってきました(6月23日告示、7月2日投票)。私は昨日、東久留米の市議会議員を辞職いたしました。いよいよ本格的に都政へのチャレンジを、ここから改めてスタートしてまいります。
都政の「壁」を突破するために
18年間、市議会議員をしてきて、やっぱり政治を動かすのは市民のみなさんなんだということを実感してきました。同時に、みなさんの暮らし・福祉・教育を本当に守ろうと思うと、都政にいくつもの「壁」がある。この「壁」を突破することによって、みなさんの暮らしを守れる。このことを痛感してきた18年間でもありました。
保育園を増やす仕事をやらせてください
いま東久留米でも、公立保育園の廃止計画が出て、同じ選挙区の清瀬市でも、待機児がいても公立保育園を廃止していくという流れが強まっています。
先日、この(東久留米駅)の近く、西口の公園で演説をしているときに、お母さんたちに聞かれました。「待機児が130人(4月時点)を超えているのに、どうして保育園をなくすんですか」と。本当にそうですよね。
これは、それぞれの市の問題であると同時に、東京都が公立保育園運営費への独自補助を廃止してしまった問題でもあるんです。私はどうしても、この「壁」を突破したい。都政へ行って、小池都知事にしっかり迫っていきたい。そして公立保育園を守る。さらに認可保育園を増やして、子どもたちの発達がちゃんと保障できる場を増やしていく。ぜひとも、その仕事を私、原のり子にやらせてください。心からお願いを申し上げます。
2万510円のシルバーパスは「買えない」と
都政の問題で、きょうはどうしても訴えたいことがあります。シルバーパス(70歳以上の方のバス・都営交通乗車証)の問題です。
シルバーパスは、高齢者のみなさんが外出をするとき、また社会参加をするために、かけがえのない福祉制度です。昔は無料でしたけれども、どんどん後退してきて、全面有料化になってしまいました。1000円のパスを買う方と、2万510円払わなければ買えない方とがいらっしゃいます。
いま地域を歩いていますと、「2万510円のパスは買えない。高いから諦めました」という声がたくさん寄せられます。「外に出て転んだりしたらもっとお金がかかってしまうから、なるべく家にいるようにしています」という切ない声もたくさん聞いてきました。
高齢者のみなさんにこんなことをいわせる政治でいいのか。このことが問われているのではないでしょうか。
共産党都議団が改善提案
共産党都議団は、こういう問題はぜひとも超党派で解決していこうと考えて、3000円のパスをつくるなどの改善の提案(条例改正案)をすべての会派によびかけて提案しました。この提案は、前議会のときに継続審査になって、あと一歩というところまできました。
自民、公明、都民ファーストなどの反対で否決に
ところがみなさん、6月5日の都議会厚生委員会で、自民党、公明党、都民ファーストの会などの方々は、これに反対してしまって、否決されてしまったんです。私は本当に驚きました。「なぜ?」と。思想信条、立場のかかわりなく、だれでも一致できる問題なのに、そうしてこういうことになったのか。憤る思いでした。(6月7日の都議会本会議でもこれらの党の反対でシルバーパス改善の条例改正案は否決されました)
私にシルバーパス改善の仕事をやらせてください
こうなった以上、今度の都議会議員選挙でなんとか都議会の力関係を変えて、この地域からぜひとも私を押し上げていただいて、シルバーパス改善の仕事をさせていただきたい、と強くみなさんに訴えさせていただきます。
パス改善に反対する理由は成り立たない
シルバーパスに対する考え方の問題で、どうしてもいいたいことがあります。
都議会自民党のみなさんは、継続審査にさえ反対していました。
都民ファーストの会のみなさんは、前議会で継続審査には賛成していましたけれども、実は心配材料がありました。都議会会派の代表の方は、自分のブログや論文のようなもののなかで、シルバーパスは廃止した方がいいといっている方なんです。これには本当に驚きました。
その理由なんですが、高齢者にかけているお金を若い人や子育て世代かけていく、という考え方を展開されている。高齢者の方と若い人たちとを天秤にかけるような考え方は違うのではないか、と訴えたいんです。
都には高齢者も子育て世代も応援できる財政力がある
高齢者のシルバーパスを削らなければ成り立たないような、子育て世代を応援できないような都政の状況なのか? 財政力がひっ迫しているのか? まったくそんなことはないではありませんか。
東京都はスウェーデンと同じだけの財政力、13兆円の規模です。そして1㍍1億円もかかる道路建設をどんどん進める。こういうところをしっかり改めれば、高齢者のみなさんを応援できるし、子育て世代のみなさんを応援できる。この当たり前の形をどうしても取り戻したい。
今度の都議会議員選挙では、そこが問われるということを、どうしてもいいたいと思います。
ブログの記事にツイッターで感想が寄せられて
シルバーパスの問題で、私のスピーチをブログに載せたら、ツイッターで感想を寄せてくださった方がいらっしゃいます。ここにメモしてきたんですが、これを読んで、シルバーパスは高齢者の方だけの問題ではないんだということに、改めて気づかされました。こうおっしゃっています。
「ええっ、なぜ否決? シルバーパスは高齢者の健康維持に欠かせないですよ。私の親が東京に戻ったとたんに健康を取り戻しましたから。交通費が高額になると、通院を控えるし、重症化します。一時期、同居や介護も考えましたが、シルバーパスで気力を取り戻しました。年金が少ないのですから、自立に不可欠です」
福祉のあり方が問われている
これを読んで、シルバーパスの問題は高齢者の問題でもあり、家族の問題でもあり、すべての世代の方の問題なんだ、福祉のあり方が問われているんだ、と心から訴えます。シルバーパス改善のために、なんとしても私を押し上げていただきたい。すべての世代の人たちが安心して住み続けられる東京をつくるために、私、原のり子を働かせていただきたいと思います。
(右から)小池書晃記局長、原のり子、宮本徹衆院議員



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▲ by hara-noriko | 2017-06-08 01:40 | 東京都政 | Comments(0)